「だれか ぼくの なかみを つめてよ~!!」
そんな台詞と共に、中身を詰め忘れられてしまった「からっぽのにくまん」が中身を求めて、ピザ屋さん、和菓子屋さん、カレー屋さんなど、あちこちの店を巡る。
まつながもえさんの絵本『からっぽのにくまん』(白泉社)が2022年9月2日に発売された。過去最多の応募数957作の頂点に立った、第10回MOE創作絵本グランプリ受賞作だ。
からっぽのにくまんは しかたなく
ほかの にくまんに にくを わけてもらえないか
おねがいを しました。
ところが、
「にくまんの にくが へったら、おいしくなくなるからな?」
といって、だれも わけてくれてません。
こんどは カレーやに やってきました。
「ぼく いちおしの カレーまんに
なってみせるからさぁ!!」
からっぽのにくまんが いいました。
すると、
「うちの カレーは ライスに かけるって きめてるんだ!!」
カレーやは いいました
果たして中身を入れてもらえるのだろうか。お腹が減りすぎてしぼんでしまったにくまんが最後にたどり着いたのは――?
「おいしいにおいがしてきそう」「読んだらおなかも心もホカホカ」「にくまんのポーズがかわいい」とMOE掲載時からも反響が寄せられている本作。
お子さんと一緒に「からっぽのにくまん」の気持ちになって、冒険を楽しもう。
■まつながもえさんプロフィール
1992年埼玉県生まれ。学習院大学卒業。2021年に第22回ピンポイント絵本コンペ入選、『はにわくん』(絵本塾出版)で絵本作家デビュー、本作で第10回MOE創作絵本グランプリ受賞。2022年より埼玉県加須市観光大使を務める。
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