落ち着いた空間で、コーヒーの香りを楽しみながら、少しひっそり声で友人と語り合ったり、読書に没頭したり、さまざまな時間の使い方がある喫茶店。最近では、カメラを片手に喫茶店巡りを趣味とする人も増えているという。
人気の喫茶店をまとめた「喫茶店シリーズ」から、2年ぶりに『東京の喫茶店』(ぴあ)が発売された。過去には、首都圏版、横浜版、仙台版、札幌版も発売された人気のシリーズである。
前回より大幅にパワーアップして、より喫茶店の魅力にフォーカスした1冊となっている。「喫茶遺産」、テーマ別カタログ、人気看板猫、魅惑の軽食、喫茶×銭湯、パフェやクリームソーダなど、読み応えのある内容だ。
「東京の喫茶遺産」では、喫茶店として理想の姿を追い求めた空間を特集。圧倒的な石の存在感、響き渡る音楽、ユニークな壁の装飾など、唯一無二の空間で時間を忘れ、自分だけの時間を味わおう。
特集「憩いの場所に歴史あり」では、7つの喫茶店ストーリーにフォーカス。「兄弟二人三脚で支える神田の老舗純喫茶」「やさしい空間に息づく母から受け継がれた思い」など、暮らしと共に刻まれた優しい物語に耳を澄まそう。
喫茶店といえば、カレー、サンドウィッチ、ナポリタン、ホットケーキ、クリームソーダ、プリンなど、定番の絶品メニューがある。心もお腹も存分に満たされる名喫茶の看板メニューを、特集「名物あらかると」ではたっぷりとご紹介。喫茶店通のあなたの好みもきっとあるはず。
さらに、可愛い看板猫が顔を覗かす「看板猫を愛でたいニャ」や、自然体で味わう社交場「下町の喫茶名店」、コーヒーに酔いしれる「本格珈琲の愉悦」など、さまざまな角度から喫茶店の魅力に迫っている。
他にも、カフェと喫茶店を綴る文筆家・喫茶写真家の川口葉子さんのエッセイ「喫茶店に居ることの喜び」や、コラム「クリームソーダのある風景」、「パフェ図鑑」、喫茶店文化を語る貴重なアイテム「マッチ」コレクションも必見。喫茶店好きにはたまらない一冊だ。
主なコンテンツは下記の通り。行きつけにしたいお店がきっと見つかるはずだ。
奇跡の喫茶空間
憩いの場所に歴史あり
名物あらかると
<カタログ>
下町の喫茶名店/本格珈琲の愉悦/緑の喫茶店へ/看板猫を愛でたいニャ/作家が愛した喫茶店/ニューレトロな純喫茶
<小企画>
喫茶店に居ることの喜び
川口葉子
<コラム>
クリームソーダのある風景
パフェ図鑑
喫茶コレクション①マッチ ②猫 etc.
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