東京には、新しい名物がどんどん誕生する一方で、歴史ある老舗のお店も多い。時代が変化しようと愛され続けた味にはロマンがある。今回はそんな伝統的な味を提供し続けてきた東京の老舗を和菓子、洋菓子、パンなどのジャンルから紹介する『東京老舗の手みやげ』(ぴあ)を紹介していく。
本書では、どんなに時代が進化しようとも、機械には絶対真似ることのできない職人の技を紹介している。お菓子だけでなく、すしやパンまで、バラエティも豊か。クラシックで、昭和レトロ感たっぷりのかわいらしさも魅力だ。
では、本書の内容を一部紹介していこう。
■美しい手仕事が老舗の味を支える 手みやげの手仕事。
1918年創業「松島屋」の豆大福、1915年創業「昔せんべい 大黒屋」の煎餅、1917年創業「重盛永信堂」の人形焼、1927年創業「チョウシ屋」のコロッケ、1688年創業「神茂本店」の手取りはんぺんなどが掲載されている。
■江戸の息遣いを今なお伝える 江戸の手みやげ
徳川時代に誕生して以来、今も愛され続ける逸品を紹介。1717年創業「長命寺桜もち 山本や」の桜もち、1862年創業「鮒佐」の曲物4号 詰め合わせ5種、1846年創業「天野屋」の明神甘酒、1818年創業「榮太樓總本鋪 本店」の榮太樓飴など、江戸時代から変わらぬおいしさを味わおう。
■美しいラッピングが素敵な名品 包みに心を躍らせて。
美しいラッピングも素敵な手みやげには重要だ。ポップな絵が印象的な「近江屋洋菓子店」、メルヘンの世界に誘うパッケージの「タカセ」、美人画の巨匠として知られる画家・東郷青児が女性象を描いた「フラマリオン」などを紹介。
今や若者にも人気の「昭和レトロ感」漂うパッケージがかわいらしい。手に取った瞬間にウキウキするような気持ちにさせられる。
■ブームが止まらない!! 何より芋好きな貴方へ。
いつの時代もホクホクで人気のさつまいもスイーツ。東京にも名品がたくさんある。長年愛される「芋銘菓」芋きん、黄金芋、大学いも、芋ようかんの名店を掲載。
■やっぱりこれでしょ!あんこ大好き!
大福、どら焼き、たい焼きの老舗を掲載。あんこ好きの方のための特集だ。
■猫×名品、最高の癒し! 看板猫と手みやげと。
老舗で愛される看板猫たち。店主と猫の微笑ましいツーショットにも癒される。足を運びたくなる特集だ。
■文豪を虜にした名品 文豪が愛した手みやげ
夏目漱石『吾輩は猫である』に登場する団子、江戸川乱歩が評価した池袋名物、甘党の永井荷風が愛した団子、尾崎紅葉が命名したかわいい最中が登場。文学好きな方は、心惹かれるのでは?
■保存版 老舗の手みやげをご案内
団子、餅、最中、あんみつ、きんつば、ケーキ、ビスケット、チョコレートなど、種類もバリエーションも豊富な和菓子&洋菓子の知っておきたいお店を紹介。
さらに、いなりずし、のり巻き、玉子焼き、佃煮など、ごはん&おかずの老舗名店、さらに、今大人気の食パンやカレーパンなどパンの老舗まで掲載。おやつだけではなく、食卓でも老舗を味わうことができる。
本書のコンテンツは以下の通り。
【特集】
・手みやげの手仕事。
松島屋/昔せんべい大黒屋/重盛永信堂/チョウシ屋/神茂本店
・江戸の手みやげ
長命寺桜もち山本や/鮒佐/天野屋/榮太樓總本舗本店
・包みに心を躍らせて。
近江屋洋菓子店/銀座千疋屋銀座本店フルーツショップ/ゴンドラ/タカセ池袋本店/フラマリオン
・老舗の手みやげをご案内
和菓子/煎餅/洋菓子/寿司/おかずもの/パン
・あんこ大好き!
大福/どら焼き/たい焼き
・文豪が愛した手みやげ
・老舗の挑戦
・看板猫と手みやげと。
・何より芋好きな貴方へ
・東京の味噌醤油を訪ねて
・老舗写真館
読者アンケート&プレゼント
老舗の名品なので、帰省の手土産や親戚集まりにも間違いなし。レトロかわいいパッケージは友だちにも喜ばれるに違いない。話題の新しい商品も良いが、歴史的な逸品から東京を楽しむのも新たな発見がありそうだ。
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