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松原タニシさんは「事故物件」10件目に住んでいる!

 宝島社から『恐怖! 「事故物件」案内』がムック本で出版されている。2020年8月末公開の映画「事故物件怪談 恐い間取り」に合わせたものだ。巻頭には映画原作者・松原タニシさんへのロングインタビューが掲載されている。

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『恐怖! 「事故物件」案内』(宝島社)

 「あなたが住んでいる『家』は、大丈夫ですか......?」「1階から屋上までの全フロアで死者が出た! 都内某所の『最凶物件』」というキャッチコピー。「一家8人が全滅! 関西某所の『呪怨』の家」、「家賃2万6千円! 瑕疵物件に住んでみた!」、「霊能者も匙を投げた『呪われたホテル』」、「凶悪事件が起きた『あの部屋』の現在」「高層マンションの下に埋もれた血なまぐさい殺人事件」などの話が並んでいる。それぞれのテーマごとに、個別にライターが書いている。

 松原タニシさんは1982年生まれ。松竹芸能所属のピン芸人。心霊番組に出たのがきっかけで、大阪の幽霊マンションを手始めに、問題物件にほぼ1年ごとに住んでいる。現在は10件目、有名なお化けマンションだという。18年に出版した初の単行本『事故物件怪談 恐い間取り』は15万部を超える売れ行きとなり、今回、映画化された。「『そこに住んでみたらどうなるか』を伝えるのが、僕の役割かな」と語っている。

 本書では多数の「怖い家」が紹介されている。有名な大量殺人事件が起きたアパートの部屋は家賃1万円ちょっとに値下がりし、住んでいる人もいるようだ。その部屋を見たという週刊誌記者によると、ユニットバスのドアが赤くなっていた。警察によるルミノール検査の跡を消そうとして、強い洗剤を使って洗ったら、かえって色が濃くなってしまったのだという。

 事故物件に関しては「大島てる」のサイトが有名だが、本書の記事によれば今や6万件もが掲載されているという。

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