社会学者・上野千鶴子さんのエッセイ集「マイナーノートで」(NHK出版)が、2024年10月28日に発売された。
社会学者でフェミニストでもある上野千鶴子さんは、これまでにさまざまな社会問題を鋭く分析し、多くの読者から支持を得てきた。その明晰な頭脳は、どんな「感性」を併せ持っているのか――その答えが本書には詰まっている。
子ども時代の「宗教遍歴」や研究者になるまでの道のり、自身の趣味や老いへの思いといった内容を表現する随想作品集だ。
本書では、フェミニズムや介護といった上野さんの研究領域や社会問題を取り上げながら、自身の内面から溢れる音色を言葉に変えている。後期高齢者という新たな段階にある上野さんが書く文章は、読み手の感情を揺さぶり、深い共鳴を引き起こす。人生の後半を見据える全ての大人にとって、重要な気づきを与えてくれる1冊だ。
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