2023年10月18日、『別冊NHKきょうの健康 腰痛は、タイプ別ちょこっと運動で治す！ 坐骨神経痛、繰り返すぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、長引く腰痛でつらい人に』（NHK出版）が発売された。
本書は、腰痛のタイプを推測するのに役立つセルフテスト、インナーマッスルの正しい使い方を身につける基本の体幹づくり、タイプ別「ちょこっと運動」、エビデンスに基づいた腰痛対処法、日々の腰痛対策術をわかりやすく紹介したもの。
本書によれば、腰痛は、痛みが発生している場所から「椎間板タイプ」「椎間関節タイプ」「筋・筋膜タイプ」「仙腸関節タイプ」と、大きく4つのタイプに分かれる。タイプに合っていない対策をしていると痛みを悪化させることもあるため、自分がどのタイプの腰痛なのかを知ることが、痛みの改善につながるという。
監修を務めたのは、長年、五輪の水泳チームドクターを務めた、早稲田大学教授・整形外科医の金岡恒治さん。金岡さんによれば、身体機能の低下によって起こる腰痛は、適切な運動で体の深部にある筋肉「インナーマッスル」をうまく使えるようになれば「必ずよくなる」という。腰痛に苦しむ人にオススメの1冊だ。
【目次】
はじめに 腰痛の基礎
第1章 あなたの痛みの"震源地"はどこ？
第2章 自分でできる！ ちょこっと運動
第3章 知りたい！ 腰痛の対処法
第4章 慢性化させない！ 日々の腰痛対策術
コラム 心と体の変化が腰痛の悪循環を好転させる
■金岡恒治さんプロフィール
かねおか・こうじ／早稲田大学教授。整形外科医。1988年筑波大学医学専門学群卒業。筑波大学整形外科講師、早稲田大学スポーツ科学学術院准教授を経て、2012年より現職。長年、五輪の水泳チームドクターを務め、ロンドン五輪にはJOC本部ドクターとして帯同。専門は整形外科、脊椎外科、スポーツ医学。体幹深部筋研究の第一人者として、アスリートにも一般の人にもできる腰痛予防の普及・啓発に努めている。
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