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クズ夫を抱きしめたのはアドリブだった?『ただ離婚してないだけ』中村ゆりロングインタビュー

黒蜜 Vol.11

 テレビドラマ『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京系)に出演の俳優・中村ゆりさんのロングインタビューが、11月10日配信の電子コミック誌「黒蜜」vol.11(白泉社)に掲載された。

画像は「黒蜜」vol.11(白泉社)
画像は「黒蜜」vol.11(白泉社)

 『ただ離婚してないだけ』は、同名の漫画を原作としたサスペンスドラマ。関係の冷め切った夫婦が殺人や監禁を重ね、それをきっかけに関係を取り戻していくという衝撃のストーリー。

 中村さんは同作で、主人公の妻の柿野雪映役を演じた。ロングインタビューでは、罪を重ねながら夫と関係を深める難しい役柄を演じた感想を語った。

「全然私が抱きしめる」って思った

 ここでは、一部公開されているインタビューの冒頭を紹介する。

――第4話のラストシーンがすごかったです。正隆が突然泣き出して謝って雪映が抱きとめる、夫婦の絆が久しぶりに結ばれたシーンで。放送では4分ぐらいありました。

中村 もう本当ありがとうございます。テクニカルなことで乗り越えられない芝居を要求される場面が多くて、撮影中はずっとすごい緊張感でした。スタッフの皆さんが、私たちがリアルに演じられる環境づくりをしてくださっていたので、ありがたかったですね。

――酷いことばかりしてきた正隆を雪映が抱きとめるというのが、驚きの名シーンでした。

中村 あそこは安里監督から「ゆりさん相談していいですか?」と声を掛けられまして、「正隆がわーって泣きだしたらどうします?」と。私が「抱きしめます」って言ったら、「そうですよね!」って言ってくれて。脚本では違うように書かれていたんですけど、他のスタッフさんからは「雪映が抱きしめるんですか!?」「ひどいこと散々されてきたのに」って(笑)。でも私は「全然私が抱きしめる」って思ったし、安里監督とはそういうところも共通して持てていましたね。

――4分ぐらいある壮絶なシーンでしたけど、撮る前はどんな状態なんですか?

中村 なるべく無でいる、ですね。プレッシャーを感じたり、絶対泣かなきゃとか思ってると、もう心がおかしくなっちゃいますので、雑念を捨てて目の前にいる相手と向き合うだけ。私もこの作品への思い入れは強いですし、雪映という人の色んな面にもちゃんと寄り添えてるという実感はあったので、余計なことをしないでやってあのシーンになったという感じです。ただただ雪映と正隆としてあの場にいれたかなと思いますね。(以降、全8,000字超)
写真は中村さんのインタビューページ(提供:白泉社)
写真は中村さんのインタビューページ(提供:白泉社)

前号は不倫相手役・萩原みのりのエッセイ

 なお、前号の「黒蜜」vol.10には、主人公の不倫相手で第一の被害者である夏川萌役を演じた俳優・萩原みのりさんの自筆エッセイが掲載されている。

 不倫相手に殺される役柄を、萩原さんはどう演じたのか。こちらも冒頭部分が公開されているので、要チェックだ。

夏川萌役・萩原みのり自筆エッセイ
 「みのりちゃんがどんな顔になるのか見たい」と安里監督から萌役のお話を頂いた時、こんなにも攻めた作品になるとは思ってもみませんでした。

 まず私は原作の漫画を読んだのですが、これをどう映像化するのか、どこまで出来るのか、全く想像がつきませんでした。ただすごく、登場人物すべての人間が愛おしくてたまらなかった。そしてそれは台本になった時、監督をはじめとする制作スタッフの原作へのリスペクトと愛が上乗せされ、より人間味の増した人物像に進化を遂げていました。

 どこまでも人間らしく、とてつもなく弱くて脆くて、でも必死にその日その日を生きていて。正隆のダメさみたいなものは、初めから萌というフィルターを通して見たことによって、私にはとても愛くるしく感じました。

 この人が安心できる場所、この人がふと振り返った時に、いつも笑顔で近くにいられる人でいたい。奥さんや周りの人にはこぼせない弱音の片鱗を、ひとつ残らず掬い上げて全部受け止めてあげたい。寂しさを埋めてあげたい。創甫を守りたい。きちんとした大人にならせてあげたい。幸せになりたい。(続きは「黒蜜」vol.10に掲載)
写真は萩原さんのエッセイのページ(提供:白泉社)
写真は萩原さんのエッセイのページ(提供:白泉社)

画像は「黒蜜」vol.10(白泉社)
画像は「黒蜜」vol.10(白泉社)

※画像提供:白泉社
BOOKウォッチ編集部

  • 書名 黒蜜 Vol.11
  • 出版社名白泉社
  • 出版年月日2021年11月10日
  • 定価495(税込)

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