2023年8月3日、クラフトビールの楽しみ方をガイドする本『知れば知るほどおいしい! クラフトビールを楽しむ本』(Gakken)が発売された。
監修は、クラフトビール専門店「BEER-MA」が担当。いま飲んでおきたい銘柄から、よりおいしく飲むための基礎知識まで、ビール好きなら眺めているだけで楽しめる一冊となっている。今回はその中から、クラフトビールの法律上の分類について紹介しよう。
ここ数年で一気に普及したクラフトビール。ところが、ビールと名づけられているのに、その多くは法的には「発泡酒」に分類されているという。なぜそうなったのか。
そもそもビールは、麦芽や水、ホップ、酵母、その他副原料を用いて発酵させたお酒全般を指す。しかし、日本の酒税法では、麦芽の使用量が50%以上で、かつ副原料の使用比率や種類や年間製造量の厳しい基準をクリアしなければ「ビール」とは認められない。
一方、発泡酒は「麦芽または麦を原料とした酒類で発泡性を有するもの(アルコール分が20度未満のものに限る)」と、ゆるい定義がなされている。このため、海外でビールと呼ばれているものを輸入すると、日本では法的には「発泡酒」になる、ということだ。
【主な内容】
●新たなブルワリーも続々登場! 日本のクラフトビール事情
●知っておきたいキホンの「キ」 クラフトビールQ&A
●これだけは知っておきたい ビール用語集
●いま絶対飲むべき国内外の124銘柄!(商品紹介ページ)
IPA/ヘイジーIPA/ポーター・スタウト/ペールエール/ホワイトエール/サワ―エール......など
■BEER-MAプロフィール
びあマ/ビールや日本酒をはじめとする食文化をトータルでサポートする「株式会社谷口」が運営するクラフトビールの専門店。東京の北千住、神田、亀戸に店舗を構え、常時1,000種類を超える銘柄が揃う。Barスタイルの店内で料理と一緒に楽しめるほか、ビールのみを購入してその場で飲めるなど、テイクアウトも可能。東京にいながら世界中のビールを堪能できる店として、多くのビール愛好家から高い支持を受けている。
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