一般的に、閉経の前後5年を「更年期」と呼ぶ。日本人の閉経の平均年齢は50歳頃で、45歳から55歳の世代は更年期にあたる人が多い。
私ってもう更年期? なんだか不調が続くけど、もしかしてこれが更年期? みんなはどうなの?
同世代の働く女性たちの体験を追った電子書籍『マンガ100人の更年期1 みんなはどうなの? 実体験ルポ』(主婦の友社)が3月10日に発売された。40代から60代の更年期に起こるリアルな話、どう切り抜けているかの知恵が満載。
本書は、主婦の友社が運営するウェブサイト「オトナサローネ」で人気のドキュメンタリー連載「100人の更年期」をマンガ化したもの。キンドルアンリミテッドでも同時配信。
遠い他人事のように思っていた更年期。それが「40歳を過ぎ...じわじわと己の身に迫ってきました!!」という天野こひつじさん(44歳)。「まさに私も現在進行形で更年期真っ最中なんです!」という「オトナサローネ」副編集長の井一さん(49歳)。
そんな天野さんと井一さんが、更年期の女性たちに話を聞いていく。
「更年期とひとくちに言っても症状は人それぞれだし 一人で悩んでる人結構いると思うんですよね そこで皆さんの悩みを共有すべく たくさんの方に取材していきたいと思います!」
■case01 エミさん 44歳
43歳でめまいが激化。婦人科難民になって気づいたこと
エミさんに更年期症状が出始めたのは42歳頃。「これって更年期かな?」と母に相談しすると、「はあ?」「まだ42歳でしょ!?」「早い早い! 違うわよ~」「私なんて50歳超えてからだったもの!」と一蹴された。「じゃあ私も50歳ぐらいからなんだな」と思い、自覚するのが遅れたという。
「この不調はストレスのせいなんだと しばらくはそう思って過ごしていました」
そもそもエミさんは、昔から生理が重かった。その後、右側の卵巣が大きいと判明。社会人になってからは、激務から何度も膀胱炎に。IT業界の営業はやりがいはあったが、とてもハード。帯状疱疹、ストレス性蕁麻疹、頸椎椎間板ヘルニア......と、ストレスが原因の病気のオンパレードだった。
その後、ヘッドハンティングされて転職した職場も出張が多く、ほとんど家にいなかった。あるとき、ガッツリ白髪になっていることに気づいてショックを受ける。そんなふうにハードワークをこなしていくうちに、めまいが始まった。
我慢できずに受診した婦人科で、嫌な思いをたくさんしすぎて「婦人科ジプシー」になったエミさん。その一方、更年期症状はますます強くなって――。
手がふるえて目の前のペットボトルをうまくつかめないところは、え、こんなふうになるのか......と、初めて知った。30代後半から40代前半はすぐそこまで更年期の入口が見えているものの、自分の身に何が起こるのか、あまりよく知らない人も多いのでは。
なかなかリアルな声を聞く機会のない更年期。本書は30代後半から60代まで、当事者世代必読の1冊。
case01 エミさん 44歳
43歳でめまいが激化。婦人科難民になって気づいたこと
case02 カオルさん 51歳
すごい汗、突然の激怒。更年期世代は夜に注意して!
case03 ミズキさん 59歳
更年期が終わるまでに起きることって? 50代はいろいろ大変
case04 チサトさん 50歳
えっ、ショック、私って更年期なの? 腹痛、老眼、体重増加
case05 ケイコさん 62歳
更年期が終わったあとの不調とは? 思いもよらない病気が
■天野こひつじさんプロフィール
投稿系漫画雑誌で読者の体験をコミカライズする4コマ漫画を長年手がけ、可愛らしいイラストが人気。
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