便秘や肩こりなどのちょっとした不調は、体温を上げることで改善するかもしれない。今回はこれから「温活」を始める人向けの1冊を紹介する。
2021年9月15日『はじめての温活』(宝島社)が発売された。
適正な体温を保ちつつ、健康な体を目指す「温活」が浸透し始めている。体温が低い人は体温を上げることで代謝がよくなり、免疫力が高まる。病気にかかりにくくて治しやすい体になることが期待できると言われている。また、肩こりの緩和・便秘や冷え性の改善・美容にもよいという。
本誌では、鍼灸師や薬剤師、エステティシャンなどで構成される日本温活協会が提唱している「温活」について、「入浴法」「食べる温活」「インナーケア」「温活アイテム」「温活フィットネス」など、様々な温活方法を紹介していく。「初心者、ズボラな人でもこれなら楽しく無理なくできる」をテーマに、体の内と外から冷えを改善する方法が満載だ。
「温活」で期待できる嬉しい効果は以下の通りだ。
①健康的で元気に
適正な体温を維持することで免疫機能が正常に働く。
②ダイエットに効果的
基礎代謝が高まり脂肪が燃焼しやすくなり、太りにくく痩せやすい体に!
③美容効果がアップ
髪や肌つやがよくなり、シミの予防にも効果的!
④良質な睡眠がとれる
体温コントロールができればぐっすりと眠れます。
⑤生理痛・生理不順の改善
女性ホルモンがスムーズに分泌され、排卵が正常に働きやすくなります。
⑥肩こりなどの改善
血行がよくなることで筋肉がほぐれ、肩こり・腰痛などがラクに!
本書で紹介されている様々な温活のうち「食べる温活」「温活フィットネス」を紹介しよう。
体調や季節に合わせてバランスを整えながら体を温める食べ物を摂ることがポイントだ。例えば次のような食生活が効果的だ。
①毎日食べる食事は、昔ながらの日本食がおすすめ
味噌汁や納豆などの発酵食品、DHAやEPAを多く含む魚、だしのうま味を利かせた減塩レシピなど...。日本食は温活に適している。
②ねぎ類は血液をサラサラに
玉ねぎ、ニラ、にんにく等のねぎ類は身体を温めて血行をよくする。
③手軽にすぐ温まる!ショウガを活用
温め食材の代表格、ショウガは、手軽でいながら確実に体を温めてくれるのが最大の魅力。ショウガが2片あればすぐに温活を始めることができる。
タレントの麻木久仁子さんも温活を取り入れている。本書では、スープや鍋など、体の中から温まるレシピを紹介している。
朝粥
体がエンジンをかけて活動し始める朝は、体を中から温める一杯のお粥を習慣に。胃腸にも優しく消化にもよいので朝ごはんにぴったり!
昼スープ
外で食べることが多いランチは、パパッと作ってスープジャーに入れてお弁当に。また、スープならコンビニなどでも買い求めやすく、習慣化しやすいはず。
夜鍋
鍋は栄養バランスも消化にもよく、簡単に作れ、体を温めるための習慣にしやすい最強のメニュー。
せっかくジムに通っていても、体が冷えた状態でトレーニングを行うと、効果が期待できないばかりか、体調を崩して逆効果になることも。トレーニングを始める前に体を温める「温活フィットネス」を続けることで、基礎代謝が上がり健康的で美しいスタイルを獲得できる。
ここでは「立つ」「座る」動作を紹介しよう。姿勢を正しく保つだけで、普段使っていない筋肉が使われて血行が良くなるという。
<立つ>●胸骨と骨盤が平行になるように意識する<座る>
●背骨と肋骨をまっすぐに保つ
●体重を左右均等にかける
正しい座り方をマスターすれば、デスクワークや長時間の電車移動でも疲れにくい体をつくることができる。
●ももからひざは90度からやや高めでキープ
●視線はまっすぐ前を見る
●肩が傾いて落ちないよう、手をももに添える
食事やフィットネス、入浴に温活アイテムなど、ぽかぽか習慣に役立つ情報が満載。まずは興味のあるものから始めてみては。
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