ストレスを感じると体がこわばったように思えるが、その理由と対処法を教えてくれる実用書が発売された。どんな種類のストレスが体のどの筋肉を硬くするのかをわかりやすくまとめたのが『ネガティブ感情1分流し 脱力ヨガ』(学研プラス)だ。
本書は、筋肉と感情・内臓との関係についての研究から生まれた「HSKキネシオロジー」という健康法をベースにしている。ストレスを感じると、筋肉が硬くなり力が入らなくなるという体の反応に着目したことで、ストレスの種類によって特定の筋肉が硬くなりやすいことがわかったのだ。
例えば、不安を感じたときは「太もも」、イライラするときは「胸」、空気を読んでぐったりしたときは「背中」が硬くなる。脱力ヨガで硬くなった筋肉を伸ばしてゆるめると、ネガティブな感情が和らいでいき、心がラクになる! 短時間で効率よく、気持ちよく伸ばすのに最適な脱力ヨガを身につけたい。
なんといっても、短時間で効率よく行えるのが魅力。リモートワークでストレスを感じたとき、たった1分、1ポーズするだけで、筋肉がほぐれ、心まで軽やかになる。忙しい毎日でも、スキマ時間に取り入れられそうだ。
さらにヨガというと、ウェアにマットに、身体のやわらかさ等、ハードルが高いイメージだが、本書で紹介されているのは、道具いらずで体の硬い人でもすぐに始められる簡単なポーズばかりなのも嬉しい。
また、「脱力ヨガ」はネガティブ感情を流すほか、在宅ワークで凝り固まった肩や腰、座りっぱなしでむくんでしまった脚にも効果があるとされている。メンタルと筋肉についての解説も知っておきたいことばかり。
気持ちが少し沈んでしまったら、本書でストレスのタイプをチェック。ストレスを流すために、たった1分脱力ポーズをして、心も体もすっきりリセットしていこう。
■谷戸康洋(やと やすひろ)さんプロフィール
ヨガインストラクター。スタジオfika主宰。高校時代、器械体操でインターハイ、国体出場後、ヨガに出会う。日本、インドで学びを深め、インストラクターに。ヨガ哲学に精通し、現代に即したわかりやすくユニークな指導が注目を集める。山梨を拠点に全国からワークショップのオファーが絶えず、ヨガ専門誌、大型ヨガイベントでも指導を行っている。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?