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第165回芥川賞・直木賞の候補作をおさらい BOOKウォッチの推しはこれ!

彼岸花が咲く島

 第165回芥川龍之介賞、第165回直木三十五賞の選考会が7月14日に行われ、同日に受賞作の発表が行われる予定だ。

 各賞の候補作は次の通り。

第165回芥川龍之介賞候補作
石沢麻依『貝に続く場所にて』(「群像」6月号)
くどうれいん『氷柱の声』(「群像」4月号)
高瀬隼子『水たまりで息をする』(「すばる」3月号)
千葉雅也『オーバーヒート』(「新潮」6月号)
李琴峰『彼岸花が咲く島』(「文學界」3月号)
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第165回直木三十五賞候補作
一穂ミチ『スモールワールズ』(講談社)
呉勝浩『おれたちの歌をうたえ』(文藝春秋)
佐藤究『テスカトリポカ』(KADOKAWA)
澤田瞳子『星落ちて、なお』(文藝春秋)
砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)
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BOOKウォッチの推し

 各賞の選考会に先立ち、BOOKウォッチ編集部は各賞の候補作の中から推しの作品をそれぞれ選んだ。

写真は『彼岸花が咲く島』(文藝春秋)
写真は『彼岸花が咲く島』(文藝春秋)

 芥川賞候補作の推しは、李琴峰『彼岸花が咲く島』(「文學界」3月号)

 同作は「ノロ」が統治する男女が異なる言葉を話す島を舞台とした作品。記憶をなくした少女が島に流れつき、それをきっかけに徐々に島の秘密が明らかになっていく。

 著者の李琴峰さんは1989年生まれ。中国語を第一言語としながら、15歳より日本語を習得。2013年、台湾大学卒業後に来日。17年、「独舞」で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。13年、「ポラリスが降り注ぐ夜」で第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

写真は『スモールワールズ』(講談社)
写真は『スモールワールズ』(講談社)

 直木賞候補作の推しは、一穂ミチ『スモールワールズ』(講談社)

 同作は、6つの世界にちりばめられた6つの人生を通して「愛おしい喜怒哀楽」を描く、全6作からなる連作短編集。

 著者の一穂ミチさんは1978年生まれ。関西大学卒。2007年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。『イエスかノーか半分か』等、ボーイズラブ小説の著作多数。候補作は著者の一般文芸デビュー作。


 なお、BOOKウォッチでは『テスカトリポカ』の記事も掲載している。

 どの作品が選出されるのか。受賞作は14日午後に発表予定。


 
  • 書名 彼岸花が咲く島
  • 監修・編集・著者名李 琴峰 著
  • 出版社名文藝春秋
  • 出版年月日2021年6月25日
  • 定価1,925円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・192ページ
  • ISBN9784163913902

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