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選ぶと選ばざるとに関わらず...「子どものいない人生」の歩き方

誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方

   女優の山口智子さんが「子どもを産み育てない人生に一片の後悔もない」と発言したのは2016年。あれから5年経った今も、女性は結婚して子どもを産むことが「当たり前」という考え方は根強く、子どもを持たないという選択について話しにくい雰囲気がある。

   大人ライフプロデューサー、トレンドウォッチャーとして活躍するくどうみやこさんの著書、『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』(主婦の友社)は2017年の刊行以来版を重ね、このたび5刷重版となった。

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   本書は、くどうさんが、子どものいない人たちの生き方にスポットライトを当てて取材した1冊だ。本人をはじめ13人の女性と2人の男性の体験談、アンケートから、人それぞれの生き方、考え方を知ることができる。

   本書が発売された2017年はまだ、子どものいないことが悩みだとは理解されず、子どもがいない人は気楽でいい、大人になりきれていないなどの心ない言葉に傷ついた人が大勢いたという。

   また、「自分も同じ思いを抱えて生きてきたが誰にも話したことがなかった」、「自分だけじゃないことがわかって気持ちが軽くなった」「子どものいない、これからをどう生きていったらいいのかの参考になった」などの反響が本書の発売後に寄せられた。そして、今もなお読み続けられている。

   著者のくどうみやこさんからのコメントは以下の通り。

「女性は子どもを産み育てるのがあたり前」といった価値観がまだ根強く残っている社会。子どもを望んだのに叶わなかった、産む時期を逃してしまった、持たないと選択したなど、子どものいない理由は様々ですが、テーマが繊細で声高にいえない雰囲気から思いを共有しづらいのが実情。悩んでいるのは自分だけではないことを知ることができ、今後の生き方の指針にもなる一冊として思いを込めました。また多様な生き方が進んでいる現代、身近にいる子どものいない女性への理解の一助にもなることを願います。

   本書の目次は次の通り。

■第1章:「産む」と「産めない」のはざまで〈女性と時代の関係〉
■第2章:子どもがいない女性13人の人生〈それぞれのストーリー〉
■第3章:子どもがいない女性の意識調査〈未産女性の胸の内〉
■第4章:子どもがいない女性のカラダとココロ〈専門家からの見解〉
■第5章:子どもがいない女性の心得〈人生を好転させる九つのヒント〉

   また、この問題に長年取り組んでいるくどうさんは、2019年に本書の続編『誰も教えてくれなかった 子どものいない女性の生き方』を、21年4月には、『まんが 子どものいない私たちの生き方:おひとりさまでも、結婚してても。』を発売している。

   選ぶと選ばざるとに関わらず、子どものいない人生を歩いている人々が何を思い、どんなふうに生きてきたのか。ページを開けば、同じ思いを抱えている人に出会えるかもしれない。


※画像提供:主婦の友社

  • 書名 誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方
  • 監修・編集・著者名くどうみやこ 著
  • 出版社名主婦の友社
  • 出版年月日2017年12月 6日
  • 定価1430円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・224ページ
  • ISBN9784074275502

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