1980年放送のアニメ「ニルスのふしぎな旅」を書籍化した児童書『ニルスのふしぎな旅/①新たな空への旅立ち』(学研プラス)が3月18日、発売された。
同作は、妖精を怒らせて体を小さくされてしまったいたずら好きの少年・ニルスが、ガチョウのモルテンとともに渡り鳥のガンの群れに加わり、広い世界を旅する物語。アニメのテレビ放送満40周年を記念し、小説と漫画を組み合わせたユニークなスタイルで書籍化された。
同作の特徴は、成長するニルスの姿を通じ、「自然との共生」や「動物への思いやり」などを学べること。主人公のニルスは勉強が嫌いで、家の農場で飼っている動物たちをいじめるような子供だった。しかし、冒険の旅に出て、行く先々で様々な動物と出会うことで、しだいに思いやりが芽生えてくる。そうした過程を通じて、読者も心を育むことできる。
発売に合わせ、アニメ版のオープニング曲「ニルスのふしぎな旅」とエンディング曲「いつまでも友だち」のリニューアル版も制作された。歌うのは人気バンド・ゴダイゴのボーカルで、2つのテーマ曲の作曲も手がけたタケカワユキヒデさん。書籍に掲載されたQRコードからアクセスして聴くことができる。
なお、同書は全5巻のシリーズになる予定。続刊は5月・7月・9月・11月に発売される。
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