結婚はしたい? 子どもは欲しい? 特に女性が聞かれがちなこれらの質問は、職場ではいわゆる「セクハラ」とされ、タブー視されることが常識となった。一方で、自分自身に問いかける女性も多くいるのではないか。自分ははたして結婚したいか? 子どもは欲しいのか? 何歳までに何人? と。
コミックエッセイ『「妊娠できるか検査」に行ってみた 20代でも要注意! 知っておくべき妊娠・不妊・避妊』(KADOKAWA)が、2020年8月6日に発売された。
本書は、29歳で結婚した著者・森瞳さんが32歳で不妊が判明し、不妊治療を経験する中で知った、妊娠に関する知識を漫画でわかりやすく伝えている。生殖医療専門医との対談も収録されている。
森さんは、「子どもは35歳くらいまでにそのうちできれば」と考えながらも、あるきっかけで32歳のとき「妊娠力を調べられる検査」へ行く。そこで、自分たちが不妊であるという想定外の事実に直面する。
それから得た妊娠に関する知識の多くが、「もっと早く知りたかった」ものだった。「もっと早く検査に行けばよかった」と後悔する一方で、妊娠にまつわることを学校や親など、誰かから学ぶ機会はあっただろうかと疑問に思ったそう。
以下は、本書に収録されている内容の一部(KADOKAWA提供)。
男女ともに晩婚化が進む現代では、30代で子どもを考える人もたくさんいるだろう。その中の多くが「自分たちは当たり前にほしいときに授かれる」と考えているのではないか?
そんな疑問から生まれたのが、本書である。森さんは自分たちと同じような思いをしないようにと、既婚・カップル・独身を問わず、20代以上の男女が知るべきことを丁寧に解説した。
もちろん、若いうちに子どもをもつことを推奨する本ではない。しかし、必要な知識を得た上で「子どもをもたない」選択をすることと、いつのまにか「子どもをもてない」ことではまるで違う。
『「妊娠できるか検査」に行ってみた 20代でも要注意! 知っておくべき妊娠・不妊・避妊』は、後悔のない人生設計を自分の価値観で考えるための本だ。
妊娠・不妊・避妊を、女性だけでなく男性の問題としても公平に扱い、誰もが「自分ごと」として考えることができる。
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