日本経済新聞が2020年10月20日から文化面で「三島由紀夫 50年後の問い」という連載を始めている。1970年11月25日の衝撃的な死から50年、「戦後日本の矛盾そのものともいえるこの作家の作品と行動」について、表現者や有識者に聞くもので初回は演出家の宮本亜門氏、2回目の21日は、社会学者の宮台真司氏が登場している。
宮台氏は、三島を知る入り口として今年公開された映画「三島由紀夫vs東大全共闘」を挙げている。「イデオロギーは異なっても自分を討議に招いた学生らを三島は意気に感じ、言葉を尽くして対話している」とコメントしている。
BOOKウォッチでは、この討論を再録した『美と共同体と東大闘争 三島由紀夫vs東大全共闘』 (角川文庫)を紹介済みだ。以下の三島の発言が掲載されている。
「人間はやる時にはやらなきゃならんと思っています。・・・それがいつ来るかまだわからない・・・私は大体に合法的に人間を殺すということがあんまり好きじゃないのです」 「私が行動を起す時は、結局諸君と同じ非合法でやるしかないのだ。非合法で、決闘の思想において人をやれば、それは殺人犯だから、そうなったら自分もおまわりさんにつかまらないうちに自決でも何でもして死にたいと思うのです」
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