芥川賞候補の紹介シリーズ3回目の三木美奈さんの「アキちゃん」は、「文學界」5月号に掲載されている。
三木さんは1991年生まれ。大学卒業後、会社員を経て学生。「アキちゃん」で第125回文學界新人賞を受賞しデビューという経歴以外、明らかにされていない。
小学5年生の<わたし>が同級生の「アキちゃん」を憎むというストーリーが延々と続く。大嫌いだが、アキちゃんからは離れようとしなかったという二面性が語られる。
<わたし>は転校し、大学生になり、友人から「アキちゃん」の消息を知る。
文學界新人賞の選評に、解釈が分かれたと書いてあった。ネタばれになるので書けないが、本作にはある「仕掛け」が施されている。大きなテーマなのだが、それを知って読んでしまうと、読む楽しみが半減するので明らかに出来ない。
<わたし>が「アキちゃん」に執着するのはなぜなのか? 読みやすい文体で、読者を最後まで飽きさせない。
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