本を知る。本で知る。

量は減ってもこのスタイルで。玉村豊男さん流「一汁三菜」の内容は?

玉村豊男のフランス式一汁三菜

   エッセイストや画家として活躍するかたわら、ワイナリーオーナーも務める玉村豊男さんのレシピ&エッセイ第3弾『玉村豊男のフランス式一汁三菜』(天夢人)が発売された。

   「楽しくなけりゃ食事じゃない」をモットーに、楽しく笑いながら食卓を囲めるような料理が満載だ。

『玉村豊男のフランス式一汁三菜』(天夢人)
『玉村豊男のフランス式一汁三菜』(天夢人)

   玉村さんにとっての「一汁三菜」とは、前菜、主菜、野菜、そしてワインのこと。「楽しくなけりゃ食事じゃない」をモットーにしている。歳を重ねて「毎日が最後の晩餐」になってから、量は減ったものの同じスタイルを続けているという。

   エッセイより料理の写真が多いのは本書が初めて。見た目にもこだわっているけれど、作り方は意外とシンプルだ。内容を一部紹介していこう。

第1章:シーシュポスの神話

   玉村家の「フランス式一汁三菜」は、農作業をはじめた頃のからだの要求から生まれた。

第2章:まず冷蔵庫を開けて白ワイン

   白ワインに合うシーザーサラダなど、ワインに合うレシピを紹介。

book_20231013130338.jpg

第3章:家庭菜園から前菜へ

   トマトやズッキーニ、ピーマン、キュウリなど、家庭菜園で収穫した野菜を使う前菜。

book_20231013130353.jpg

第4章:料理は見た目が大事

   ズッキーニタワーなど、見た目を大切にした料理を紹介。レストランだけではなく、家庭料理でも皿の上の景色にこだわろう。

book_20231013130410.jpg

第5章:元気の出る肉にはジャガイモとサラダを

 ワインにも合うお肉料理。お肉と相性抜群のジャガイモレシピとともに紹介。

book_20231013130441.jpg

第6章:ワインは家で飲む

   ワインは論評しながら飲むのではない。ワインのある食卓を囲み、この日この場所で時間を共有していることを祝うために、楽しく飲むもの。そんな玉村さん流のワインへの向き合い方とは。

book_20231013130514.jpg

   外にお酒を飲みに行くのも良いが、親しい人と一緒に、またはひとりで、気楽に家で楽しむのも素敵な時間だ。ワインをもっとおいしくするために、料理にもちょっとこだわってみたくなる1冊。

■玉村豊男さんプロフィール
たまむら・とよお/エッセイスト・画家・ワイナリーオーナー。
1945年、東京都生まれ。東京大学仏文科卒業。在学中にパリ大学言語学研究所に2年間留学。通訳、翻訳業を経て、文筆業へ。1983年に長野県軽井沢町に移住、1991年に同県東部町(現・東御市)に移住して農園を開き、2004年「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」を開業。2007年「玉村豊男ライフアートミュージアム」を神奈川県箱根町に開設。2014年「日本ワイン農業研究所」を創立し、2015年よりワイナリー「アルカンヴィーニュ」を立ち上げ、栽培醸造経営講座「千曲川ワインアカデミー」を主宰する。2023年にヴィラデストは開業20周年を迎えた。『毎日が最後の晩餐』『明けゆく毎日を最後の日と思え』『まだ毎日が最後の晩餐』(ともに天夢人)が、好評発売中。


※画像提供:インプレス


 
  • 書名 玉村豊男のフランス式一汁三菜
  • 監修・編集・著者名玉村 豊男 著
  • 出版社名株式会社天夢人
  • 出版年月日2023年10月11日
  • 定価1870円(税込)
  • 判型・ページ数A5判、136ページ
  • ISBN9784635825047

料理・レシピの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?