エッセイストや画家として活躍するかたわら、ワイナリーオーナーも務める玉村豊男さんのレシピ&エッセイ第3弾『玉村豊男のフランス式一汁三菜』(天夢人)が発売された。
「楽しくなけりゃ食事じゃない」をモットーに、楽しく笑いながら食卓を囲めるような料理が満載だ。
玉村さんにとっての「一汁三菜」とは、前菜、主菜、野菜、そしてワインのこと。「楽しくなけりゃ食事じゃない」をモットーにしている。歳を重ねて「毎日が最後の晩餐」になってから、量は減ったものの同じスタイルを続けているという。
エッセイより料理の写真が多いのは本書が初めて。見た目にもこだわっているけれど、作り方は意外とシンプルだ。内容を一部紹介していこう。
第1章:シーシュポスの神話
玉村家の「フランス式一汁三菜」は、農作業をはじめた頃のからだの要求から生まれた。
第2章:まず冷蔵庫を開けて白ワイン
白ワインに合うシーザーサラダなど、ワインに合うレシピを紹介。
第3章:家庭菜園から前菜へ
トマトやズッキーニ、ピーマン、キュウリなど、家庭菜園で収穫した野菜を使う前菜。
第4章:料理は見た目が大事
ズッキーニタワーなど、見た目を大切にした料理を紹介。レストランだけではなく、家庭料理でも皿の上の景色にこだわろう。
第5章:元気の出る肉にはジャガイモとサラダを
ワインにも合うお肉料理。お肉と相性抜群のジャガイモレシピとともに紹介。
第6章:ワインは家で飲む
ワインは論評しながら飲むのではない。ワインのある食卓を囲み、この日この場所で時間を共有していることを祝うために、楽しく飲むもの。そんな玉村さん流のワインへの向き合い方とは。
外にお酒を飲みに行くのも良いが、親しい人と一緒に、またはひとりで、気楽に家で楽しむのも素敵な時間だ。ワインをもっとおいしくするために、料理にもちょっとこだわってみたくなる1冊。
■玉村豊男さんプロフィール
たまむら・とよお/エッセイスト・画家・ワイナリーオーナー。
1945年、東京都生まれ。東京大学仏文科卒業。在学中にパリ大学言語学研究所に2年間留学。通訳、翻訳業を経て、文筆業へ。1983年に長野県軽井沢町に移住、1991年に同県東部町(現・東御市)に移住して農園を開き、2004年「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」を開業。2007年「玉村豊男ライフアートミュージアム」を神奈川県箱根町に開設。2014年「日本ワイン農業研究所」を創立し、2015年よりワイナリー「アルカンヴィーニュ」を立ち上げ、栽培醸造経営講座「千曲川ワインアカデミー」を主宰する。2023年にヴィラデストは開業20周年を迎えた。『毎日が最後の晩餐』『明けゆく毎日を最後の日と思え』『まだ毎日が最後の晩餐』(ともに天夢人)が、好評発売中。
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