ストレス、不安、うつ、PMS、認知症──あなたの悩みはこれで解決する!
2009年に発売されたジョンJ. レイティさんのロングセラー『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』(NHK出版)の増刷が決定した。帯を新デザインにリニューアルし、10月上旬より全国の書店店頭に並ぶ。
本書は、運動が脳を育ててよい状態を保ち、ストレス、認知症、ホルモンバランスなど、様々な悩みを解決することを明らかにしたロングセラー。発行部数は、2023年現在、15万部を突破している。
たとえば、2000年、デューク大学は、うつ病の治療には、専用の商品である塩酸セルトラリンより、運動の方が効果があることを証明したと報じられた。また、アメリカの全国学力調査と体力調査では、朝に運動をした子どもの成績が上がるという相関関係が示された......などなど、運動が脳と気持ちに及ぼす絶大な効果を示す事例が盛りだくさん。
勉強の成績だけではない。運動をすると脳の神経成長因子が35%も増え、ストレスやうつを改善し、認知機能の衰えを防ぐ。さらに運動は、不安や注意散漫、依存症とも関連しているという。積み重ねられたデータで、読者の運動観を変える1冊だ。
【目次】
序文 結びつける
第1章 革命へようこそ 運動と脳に関するケーススタディ
第2章 学習 脳細胞を育てよう
第3章 ストレス 最大の障害
第4章 不安 パニックを避ける
第5章 うつ 気分をよくする
第6章 注意欠陥障害 注意散漫から抜け出す
第7章 依存症 セルフコントロールのしくみを再生する
第8章 ホルモンの変化 女性の脳に及ぼす影響
第9章 加齢 賢く老いる
第10章 鍛錬 脳を作る
あとがき 炎を大きくする
■ジョンJ. レイティさんプロフィール
医学博士。ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授。マサチューセッツ州ケンブリッジで開業医としても活躍。研修医訓練の監督補佐を務めるマサチューセッツ精神衛生センターでは10年以上にわたって研修医やハーバード大学医学部学生たちを教える。また、ハーバード大学医師生涯教育プログラムの常勤講師として精神科医たちを教えている。臨床研究者として精神医学と精神薬理学分野のピアレビュー専門誌に60以上の論文を発表。1986年にはボストン自閉症研究センターを設立、また、攻撃的行動への新しい投薬治療についての彼の研究から、88年にはアメリカ精神医学会に新しく攻撃性に関する研究会が生まれた。80年代にエドワード・ハロウェル医師とともにADHDの研究を始め、94年に初めてこの障害を分かりやすく説明する著書『へんてこな贈り物』(インターメディカル)を執筆。97年には臨床的障害のより軽微な症例について研究した『シャドー・シンドローム~心と脳と薬物治療』(河出書房新社)をキャサリン・ジョンソン博士との共著で発表。また2001年にはベストセラーとなった『脳のはたらきのすべてがわかる本』(角川書店)を刊行し、神経科学が感情や行動、そして心理学全般に与える影響について論じた。1998年から毎年、同業者の選出による全米ベスト・ドクターのひとりに選ばれ続けている。また最近では、本書のテーマである定期的な有酸素運動の普及に貢献したとして、非営利団体PE4lifeより最優秀支援賞を受けている。
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