年齢とともに、体がすっかり硬くなってしまった。バレエをするわけでもなし、ふつうに生活する分には特に支障がないし......と思っていたら、体が硬いと肩こりや腰痛、頭痛、さらには肌の衰えをも招くという。
だからと言って、いきなり通常のストレッチをするのは要注意。「硬い人専用」のストレッチから始めよう。
2023年7月19日、『名医が教える人生100年時代の新常識 硬い体が驚くほどやわらかくなるストレッチ 改訂版』(辰巳出版)が発売された。
体が硬い人が通常のストレッチを行うと、硬い部分は伸びず、やわらかい部分が動いてしまい、適切なストレッチができないことがあるという。例えば、立位体前屈で床に手がつかない人が無理をすると、腰が動いてしまい腰痛の原因に。もものうしろの筋肉や股関節が硬い人には、腰痛が多いのだ。
そこで本書では、体が硬い人向けのストレッチを紹介している。無理なく続けられるので、初めてのストレッチに活用できる。
体が硬いと代謝が悪くなり、腰痛や肩こり、頭痛、慢性疲労、肌の衰え、自律神経の乱れなどのさまざまな不調につながる。ストレッチで血流を改善すると、体の調子も整う。
本書では、上半身38種類、下半身38種類の全76種類ものテクニックが収録されている。全身をやわらかい体にするためには、下記の6つのポイントをおさえておこう。
ポイントその① 時間をかけないと筋は緩んでくれません
ポイントその② 弾みをつけると筋は緊張してしまいます
ポイントその③ 呼吸を止めると筋は緊張します
ポイントその④ 心地よさがリラックスの極意です。
ポイントその⑤ 「伸ばす」筋肉を意識しましょう
ポイントその⑥ 筋肉を伸ばす方向や角度を少し変えて行っていきましょう
「痛い」のではなく「心地よい」ストレッチなので、三日坊主にならずに続けられそうだ。
■原 幸夫さんプロフィール
はら・ゆきお/いいだ整骨院・針灸院、いいだカイロプラクティック院長
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの外傷、スポーツ障害などの治療を行っている。アスレチック・トレーナーとしてスポーツ障害の予防活動を行ってきた。これらの経験と自分自身の体の硬さが本書を書くきっかけになった。猫背の治療・指導を行っている。読売カルチャーセンターなどで講師を務め、フジTV「とくダネ!」に出演も。猫背に関する本を多数出版している。アメリカの整体(カイロプラクティック)の技術で腰痛をはじめ全身の不調を治療している。現在は社会病ともいえるスマホの使用による身体の不調の治療にも取り組んでいる。
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