めまいや頭痛、肩こり、イライラ、倦怠感、ホットフラッシュ......。「不調のデパート」ともいわれる更年期。悩みを改善し、リフレッシュするためにも、体を動かす習慣をつけることが大切だ。
NHKの「あさイチ」などでおなじみ、産婦人科医の高尾美穂先生が更年期世代におすすめするのが、「おうちヨガ」だ。
婦人科スポーツドクター、ヨガドクターの肩書を持つ高尾先生。4月18日に発売された『更年期前後がラクになる! おうちヨガ入門』(宝島社)では、1 日60秒だけの「3日坊主の簡単ヨガプログラム」や、気になる症状別の「悩み解消ヨガ」など初心者でも取り組みやすいヨガを紹介している。
本書によれば、更年期世代にヨガがおすすめの理由は次の2つ。
①骨盤底筋を強化することができ、「ポッコリお腹」「猫背」「たれ尻」をまとめて解消!
骨盤底筋は骨盤の最深部にある筋肉。子宮や膀胱、直腸などの大事な臓器を支える役割を持つ。単体で鍛えるのは難しいので、連携するインナーユニット(多裂筋、腹横筋、横隔膜)に働きかけるヨガが役に立つ。
②自律神経に働きかけて「心と体のダメージ」を軽減させる
自律神経の乱れも更年期の不調の原因となる。ヨガを行うことで自律神経の活動を活性化することができる。
体が硬くても心配はいらない。本書では、誰でも始めやすいよう高尾先生がアレンジした動きを紹介している。
高尾先生による更年期前後の心と体の相談室やヨガ Q&Aなど、読み物も充実。人には言いづらい悩みにも、やさしく答えてくれる。更年期の女性の心強~い味方になってくれる一冊。
■高尾美穂(たかお・みほ)さんプロフィール
産婦人科専門医、医学博士、婦人科スポーツドクター、ヨガドクター。女性のための統合 ヘルスクリニック「イーク表参道 」副院長。文部科学省・国立スポーツ科学センター「女性アスリートの育成・支援プロジェクト」メンバー。西洋医学をベースに、ヨガ、アンチエイジング医学、漢方をはじめとした東洋医学、栄養学、スポーツ医学を総合的多角的に用い、女性がよりよく歳を重ねていけるよう多様な角度からサポートすることをライフワークとする。テレビや雑誌などさまざ ま な メディアで注目され、幅広い世代の人々 から多くの支持を集める。近著に『超かんたんヨガで若返りが止まらない』『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』(ともに世界文化社)、『心が揺れがちな時代に「私は私」で生きるには』(日経 BP)など
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