うがいをする時に上を向けない、ワンピースのファスナーがあげられない、気づくと猫背になっている......。以前は意識せずにできていたことが、加齢とともに確実にできなくなっている。このままではマズイ、と手に取ったのがこちらの本。
2021年12月11日『動ける体を取り戻す! 人生100年いきいき動ける大人のストレッチ』(徳間書店)が発売された。本書の著者は、ストレッチ関連図書累計21万部を突破し、数々のメディア出演もしている柔軟美(R)トレーナーの村山 巧さんだ。
体を柔軟にすることで、慢性的な体の痛みを軽減したり、バランスを改善して転倒のリスクを減らしたり、日常生活のなかで動き回るのが楽になるなど、メリットはたくさん。本書では、柔軟性をアップして、「軽やかで動きやすい体」になるために、短時間で無理なく取り組めるメソッドを紹介している。
ここでは、職場のデスクでできるストレッチを紹介しよう。
座り仕事が長いと、体のあちこちが固まってしまう。村山さんは、1時間に1度はストレッチを行い、下半身の血流低下や、肩と腕の筋肉疲労を予防することを勧めている。
やり方はかんたん。座ったまま行える。
1.イスをデスクから少し引き、片方のひざの上に反対の脚のふくらはぎを乗せる。乗せた脚を上下左右に動かし、まんべんなくふくらはぎを刺激する このとき、両手で座面をつかみ、体を安定させるとやりやすい。
2.イスに横向きに座り、わきの下に背もたれを当てる。腕の力を抜き、ブランブランと前後に大きく腕を振る。左右それぞれ10秒ほど行う
やってみると、脚のむくみや腕の疲れが少し和らいだ気がする。つい脚を組んでしまうクセがある人にもおすすめだ。
「動ける体」を取り戻すため、本書では「トップギアストレッチ」を提唱している。村山さんの長年の指導経験をもとに体系化したもので、「筋膜アプローチ」「静的ストレッチ」「脳科学アプローチ」の3つの方法から成り立っている。
これら3つのアプローチにもとづき、日々の生活で発生する体の悩みとその原因、それらに関連する筋肉と、そのストレッチ方法を紹介している。
将来、いきいきと過ごすためには今からの積み重ねが大切だ。日常生活で動きにくさを感じ始めたら、柔軟性を意識して、こまめに体を動かそう。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?