SNSで大反響を呼んだ、シニア犬をいたわり愛する気持ちがテーマの絵本が発売された。作者は小学2年生(7歳)のしゅんくん。
『ぼくの犬はどうしてこんなにかわいいのか』(KADOKAWA)は、しゅんくんの夏休みの自由研究から生まれた絵本だ。
本作は、「愛があふれている!」「素晴らしい自由研究!」「最後で涙が!」などと話題となり、ウェブメディアやTVなどでも取り上げられた。
しゅんくんが自由研究のテーマにチャコを選んだのは、「かわいかったから」。そして、「チャコも、わたしをしらべてほしいってかおをしていたから」。
ぼくよりずっと年上なのに、どうしてこんなにかわいいんだろう。そんな素朴な疑問をきっかけに、昼寝はするのになぜ夜は寝ないのか、時々赤ちゃんみたいになったりピラニアみたいになったりするのはどうしてなのかなど、しゅんくんは「なぜ?」の範囲を広げて自由研究に取り組んだ。
インターネットで検索したり、獣医さんに聞いたりして、チャコのことを調べたけれど......。
いちばん知りたかったことは、外からの情報では見つけられなかった。なぜなら、その答えはしゅんくんの中にあったから――。
シンプルで素直な感性で綴られた犬への愛と、かわいらしいイラストにグッとくる。ほっこり優しい気持ちになれる一冊。
■しゅんさんプロフィール
2014年、千葉県生まれ。小学2年生の夏休みの自由研究で、愛犬について調べた「ぼくとチャコ」を制作。父親がTwitterで紹介すると大きな反響を呼んだ。好きなものは動物と野球(東京ヤクルトスワローズ)。将来の夢はプロ野球選手。
■えがしらみちこさんプロフィール
えがしらみちこ/絵本作家。1978年、福岡県生まれ。主な絵本に『あなたの すてきな ところはね』(作 玉置 永吉/KADOKAWA)、『なきごえバス』(白泉社/MOE絵本屋さん大賞2016 パパママ賞第1位)、『あめふりさんぽ』(講談社)、『せんそうしない』(文 谷川俊太郎/講談社)、『しょうがっこうがだいすき』(作 うい/学研プラス)など。
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