2023年6月2日、是枝裕和さんが監督を、坂元裕二さんが脚本を務めた映画『怪物』の公開にあわせて、シナリオブック『怪物』(KADOKAWA)が発売される。映画公開日より、全国の書店やAmazonなどのほか、TOHOシネマズ全上映劇場を含む82館の映画館(※5月24日現在)でも購入することができる。
『怪物』は、音楽を担当した坂本龍一さんの遺作としても知られ、また、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも正式出品された話題作。シナリオブックでは、本作の「決定稿」を完全収録している。
決定稿とは、脚本家が最終的にまとめた脚本のこと。台本は撮影現場での演出や編集により一部変更となるが、決定稿には完成した映画からはこぼれ落ちた会話も盛り込まれている。いわば『怪物』のルーツと言えるもので、映画と見比べれば、坂元さんのシナリオが、是枝さんによってどのように変換されたのかをうかがい知ることができる。また、作家・佐野晶さんによるノベライズ版『怪物』(宝島社)はすでに発売中。『そして父になる』以来、宝島社の「是枝映画ノベライズ本」シリーズは毎回好評で、シリーズ累計110万部を突破した。
こちらは、映画公開に先駆けて完全ノベライズ版が登場。本編を観る前に、坂元×是枝の"物語"を存分に小説で味わうことができる。また同時発売の特装版には、NFTデジタル特典3種(是枝監督の画コンテ、映画の世界観をイメージした風景写真で構成された特別ミニ写真集など)のセットのうち1種がランダムで封入されている。
■坂元裕二さんプロフィール
さかもと・ゆうじ/1967年生まれ、大阪府出身。19歳で第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞しデビュー。「わたしたちの教科書」(CX)で第26回向田邦子賞、「それでも、生きてゆく」(CX)で芸術選奨新人賞、「最高の離婚」(CX)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「Mother」(NTV)で第19回橋田賞、「Woman」(NTV)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「カルテット」(TBS)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。近年の作品には「anone」(NTV)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(KTV)、「初恋の悪魔」(NTV)などがある。映画では、菅田将暉、有村架純主演の『花束みたいな恋をした』がある。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?