腎臓病治療に40年以上携わってきた医師・上月正博さんによる、食品成分表が発売された。
『上月式 名医が教える腎機能のための食品成分BOOK』(日本文芸社)では、707品目の食材について、「エネルギー」「たんぱく質」「塩分」「カリウム」「リン」「水分」といった知っておきたい成分が掲載されている。
さらに、たんぱく質制限が必要な人に向けて、市販の低たんぱくな『たんぱく質調整食品』も80種類以上紹介。ご飯、麺、パン、お菓子、調味料などバリエーションも豊富で、日々の食事づくりの参考になる。
食品成分にとどまらず、腎臓病の基礎知識やチェックリスト、腎臓機能を改善する運動なども紹介。50歳以上、甘いものや加工食品をよく食べる、濃い味付けが好き、顔や足にむくみがあるなど、思い当たることが多い人は、要注意だ。
運動では、30~60分ほどの軽い運動療法「腎臓リハビリ」を勧めている。ウォーキングと3つの筋トレを組み合わせ、無理のない範囲で毎日続けるのがポイントだ。
健康診断の結果が気になってきた方は、まず日々の食事を見直してみてはいかがだろうか。意外と摂りすぎていたり、不足していたりするはず。自分が食べているものを知る習慣をつけよう。
■上月 正博さんプロフィール
こうづき・まさひろ/東北大学名誉教授。山形県立保健医療大学理事長・学長。1981年、東北大学医学部卒業。メルボルン大学内科招聘研究員、東北大学医学部付属病院助手、同講師を経て、2000年に東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻内部障害分野教授に。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長を歴任。心臓や腎臓などの内部障害リハビリテーションを専門とする。腎疾患や透析医療に基づく身体的、精神的影響を軽減させる「腎臓リハビリテーション」を提唱している。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?