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胃や腎臓を失うとどうなる? 現役医師が教える「怖いけど面白い予防医学」の話

怖いけど面白い 予防医学

   登録者数48万人の大人気YouTubeチャンネル「予防医学ch」を運営する医師・森 勇磨さんの著書『怖いけど面白い予防医学』(世界文化社)が発売された。

   テーマは、人生100年時代に死ぬまで健康に生きるためのコツ。現役医師だからこそわかる「病気のなれの果て」をわかりやすく紹介していく。

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   本書では、「毎日たくさんのお酒を飲むとどうなる?」「臓器を失うとどんな世界が待っているのか?」「大病を予防するためにできることは?」など、多くの人が気になるこれからの病気の話を解説していく。

もしも「五臓六腑」を失ったら

   第1章では、病気になった人たちの目線で症例別に12のストーリーを紹介。登場する人物の姿は、未来の自分かもしれない。

< 腎臓を失ったあとの世界(人工透析)/肺が硬くなってしまったあとの世界(COPD(慢性閉塞性肺疾患))/胃を切除した世界(胃がん、ダンピング症候群)/人工肛門をつけた世界(大腸がん)など >
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人間の体の中では何が起きている?

   そもそもなぜ病気になるのだろうか。第2章では、私たち行動がどのように病気とつながっていくのかを解説。毎日実践できる病気の「予防方法」も紹介している。

< 貧血になると氷が欲しくなる?/脂肪肝を放置するとどうなる?/10人に1人は胆石持ち!/なぜ尿管結石はできるのか/認知症は死につながる病気/更年期や閉経を迎えたら/「絶対に」食べないほうがよいもの など >
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大病を避けるには

   最終章では、生活の見つめなおし方を解説していく。大病を避けて健康寿命を延ばすにはどうすればよいのだろうか。

< 健康は目的ではなくあくまで手段/すべてを人間ドックまかせにしない/孤独は健康寿命を失うリスク大/水泳では予防×、太陽と地面が必要な病気は?/座りっぱなしの害を相殺する方法/7時間睡眠で死亡リスクを最小に など>
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   ほかにも、巻末には予防医学に役立つ付録「健康診断の検査結果はこの数値を見よう」「病名別/症状別索引」もついてくる。

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   少し怖いような気もするが、今すぐ知っておきたい知識ばかりだ。将来の健康のために食生活や生活習慣を少しずつ改善していこう。

■森 勇磨さんプロフィール
もり・ゆうま/東海高校・神戸大学医学部医学科卒業。 研修後、藤田医科大学病院の救急総合内科にて数えきれないほど「病状が悪化し、後悔の 念に苦しむ患者や家族」と接する中で、正しい医療情報発信に対する社会課題を痛感する。 2020年2月より「予防医学ch/ 医師監修」をスタート。現在の登録者は48万人を突破、総再生回数は5000万回を超える。上場企業、株式会社リコーの専属産業医として予防医学の実践を経験後、独立。Preventive Room 株式会社を立ち上げ、書籍や YouTube での情報発信に留まらず、オンライン診療に完全対応した新時代のクリニック「ウチカラクリニック 」の運営、社員の健康を守る、法人向けの福利厚生としてのオンライン診療サービスの展開、労働衛生コンサルタントとしての本質的な健康経営のコンサルティングなどを通じて予防医学のさらなる普及を目指している。著書に『40歳からの予防医学』(ダイヤモンド社)など。


※画像提供:世界文化社


  • 書名 怖いけど面白い 予防医学
  • 監修・編集・著者名森 勇磨 著
  • 出版社名世界文化社
  • 出版年月日2023年3月19日
  • 定価1870円(税込)
  • 判型・ページ数260ページ
  • ISBN9784418234004

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