ダイエットが一時的にうまくいき目標の体型に近づいたものの、それを維持できず元に戻ってしまうというのは、ダイエット「あるある」の1つだろう。
整体の理論に基づいて、体重より骨格に着目して理想の体型を目指していく『まくら体操ダイエット』(あさ出版)では、体にフォルムを定着させることまで考慮したプログラムが組まれている。
今回は本書から抜粋し、まくら体操の応用編である「はぐくむ」呼吸法と、その後でセルフメンテナンスを継続していくために大切な「めぐる」レコーディング法を学ぼう。
基本編はこちら→バスタオル3枚でやせる? 自宅でいつでもできる「まくら体操」基本編
まくら体操を実践するときは、STEP1「破壊」(こわす)、STEP2「形成」(はぐくむ)、STEP3「循環」(めぐる)......という3つの段階をふむ。基礎編の「こわす」運動を継続し、体に基本のフォルムが定着してきたら、整体や呼吸法で体を整えることが大切だ。
本書では、「無意識でも意識してでも、上手に呼吸ができれば立体的な理想の体型を定着することができます」として、深くゆったりと呼吸するコツを解説している。
実際の手順は、以下の通り。
1. 「まくら体操」のポジショニングをする
(過去記事参照:https://books.j-cast.com/topics/2023/03/08020631.html)
2. 呼吸(吸う)
......おしりの穴から息を吸うように、尾骨→仙骨の順に呼吸をめぐらせていく。
3. 呼吸(吐く)
......頭頂部から後頭部→背骨、頸椎から腰椎まで呼吸を通していく。
具体的な手順は書籍で写真付きで詳しく紹介している。
これらの動作を、3~5回くらい繰り返そう。本書によると、夜寝る前にやることで眠りの質が上がるという。さらに、朝起きて体のこわばりを感じたときにやるのも良いそうだ。
この深くゆったりした呼吸は、まくら体操で鍛えられる「骨盤底筋群・腹直筋・大腰筋」などの筋肉を総動員しなければできない。まくら体操の後にこの呼吸を取り入れることで、メリハリボディの定着を目指そう。
基本編で体にフォルムを定着させ、応用編で呼吸を整えられるようになったら、大切になるのがセルフメンテナンスだ。
まずは日常の活動や、セルフメンテナンスのためにしたことをノートなどに記録し、翌朝目が覚めたときの体調を観察。その日の予定によって、日中にフォローできそうなセルフメンテナンス(STEP2の呼吸法など)を実践する。そして、夜に日中の活動や負荷のかかり具合を振り返ろう。
「まくら体操を、どのタイミングでどれくらいの時間やるか」決めて、記録〜観察~実践~振り返りの流れを習慣づけられるようにしたい。ここまでできれば、憧れの体型になるのもそう遠い話ではないはずだ。
■いちい葉子さんプロフィール
いちい・ようこ/からだデザイン研究所代表、まくら体操セラピー創始者、整体指導士・井本整体人体力学体操指導者。女性専用の整体治療院で施術をする傍ら、ホリスティックセルフケアスクール 「からだデザイン研究所」を東京都渋谷区で運営。自分の体型・体質の変革をもとに、整体の理論技術をシンプルで誰でもできる骨格改造の体操 「まくら体操セラピー」として完成させた。20年で3万人に指導し、コロナ禍でレッスンを完全オンライン化したところ、日本国内にとどまらず、アジア、ヨーロッパ、北米など受講者は世界に広がった。現在の指導者数は年間約3000人。
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