ダイエットを決意し、ヨガマットやバランスボール、トレーニング機器などを買ったもののすぐ使わなくなり、クローゼットや部屋のすみで目にするたび罪悪感が......。そんな経験のある人に試してみてほしいのが、特別な道具のいらない「まくら体操」である。
年齢や運動神経に関わらず、時間や場所も選ばず自由に取り組めて、体重より骨格の改善を重視するメソッドを解説した『まくら体操ダイエット』(あさ出版)。
本書から抜粋し、「まくら体操ダイエット」を実践するときに押さえるべきポイントを全3回にわたり見ていく。前回は、まくら体操のメリットを紹介した。今回は、いよいよまくら体操を実践する手順を紹介したい。
まず必要なアイテムが、「お手軽バスタオルまくら」。まくら体操に初めて取り組む人にオススメのやり方である。実際のレッスンでは専用の枕を使っているが、このバスタオルまくらでも充分効果が見込めるとのこと。
作り方は、以下の通り。
1. バスタオルを3枚用意する
2. 3枚とも3分の1の大きさにたたむ (フェイスタオルを3枚重ねたくらい)
3. まず1枚をくるくると巻く(芯になるので1枚目は硬めに巻くとよい)
4. 3分の1に折ったバスタオルの上に3を重ねて、大きなロールケーキ状に巻く
5. 3枚目も同じく4を重ねて巻く
この作り方は、フェイスタオル9枚でも代用可能。また、仕上げにゴムひもなどで止めてもOKだ。
さあ、お手軽バスタオルまくらが作れたら、いよいよ実践だ。まくら体操は、STEP1「破壊」(こわす)、STEP2「形成」(はぐくむ)、STEP3「循環」(めぐる)......という3つの段階で取り組んでいく。
まずは、基本編にあたるSTEP1の腰の体操を学んでみよう。
1. まくらをおへその裏側あたりに差し込む
2. ひざを立て、両脚をぴったりつける
3. 中心軸を作るように力を集める
4. 上半身を整える
5. 顔の位置をキメる
6. 1~5のポジショニングがしっかりできたら、足を左右に振る
具体的な手順は書籍で写真付きで詳しく紹介している。
この「まくら体操」は、一見地味に見えるかもしれないが、効き目はばつぐんだという。やっていると汗ばむ人も少なくないとか。
また、まくら体操の成果を上げつつ、できるだけ痛みやストレスを回避するには、水を摂取することがおすすめとのこと。目安として、1日の摂取量2リットルを目指したい。
次回は、応用編として「はぐくむ」体操と、セルフメンテナンスにあたる「めぐる」手順のポイントを学んでいこう。
■いちい葉子さんプロフィール
いちい・ようこ/からだデザイン研究所代表、まくら体操セラピー創始者、整体指導士・井本整体人体力学体操指導者。女性専用の整体治療院で施術をする傍ら、ホリスティックセルフケアスクール 「からだデザイン研究所」を東京都渋谷区で運営。自分の体型・体質の変革をもとに、整体の理論技術をシンプルで誰でもできる骨格改造の体操 「まくら体操セラピー」として完成させた。20年で3万人に指導し、コロナ禍でレッスンを完全オンライン化したところ、日本国内にとどまらず、アジア、ヨーロッパ、北米など受講者は世界に広がった。現在の指導者数は年間約3000人。
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