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赤い服に白いひげのサンタは、ここから生まれた? クリスマスにおすすめの絵本7選

クリスマスのまえのよる

 もうすぐクリスマス。お子さんと一緒にツリーを飾ったあとは、読み聞かせはいかがでしょうか。すてきな夜をもっと輝かせてくれる、クリスマスの絵本をご紹介します。


『ぐりとぐらのおきゃくさま』
なかがわりえこ 作、やまわきゆりこ 絵/福音館書店


 世代を超えて愛され続けるぐりとぐらの、冬のおはなし。ぐりとぐらは森で大きな足あとを見つけました。足あとをたどると、2人の家まで続いています。ドアを開けるとそこには大きな長靴、壁には真っ赤なオーバーと白いマフラー、赤い帽子が。そして、台所で2人を待っていたのは......。


『クリスマスってなあに』
ディック・ブルーナ 作、ふなざきやすこ 訳/講談社


 クリスマスといえば、ケーキを食べてサンタさんにプレゼントをもらう日? クリスマスは、イエスさまの誕生をお祝いする日です。むかしむかしのある夜、羊飼いたちのもとに、天使があらわれました......。「ミッフィー」でおなじみのディック・ブルーナさんが、イエスさまが生まれた夜のおはなしをやさしく教えてくれます。


『クリスマスのまえのよる』
クレメント・C・ムーア 詩、ロジャー・デュボアザン 絵、こみやゆう 訳/主婦の友社


 赤い服に白いひげ。みんなが思い描くサンタクロースの姿は、アメリカの神学者クレメント・C・ムーアさんが、1823年のクリスマスに娘のために書いた詩から生まれました。この詩をもとに、あたたかなタッチの絵をつけた絵本。縦長のサイズは、「プレゼントをいれるくつしたに入るように」とデザインされたそうです。


『あのね、サンタの国ではね...』
嘉納純子 文、黒井健 絵/偕成社

 毎年クリスマスに、子どもたちにプレゼントを配りに来るサンタクロース。サンタって、12月以外は何をしているの? 実は、3月にはプレゼント畑をたがやして、4月にはトナカイ学校の入学式があって......サンタの国の1年間を楽しく描きます。季節外れに読んでも、クリスマスが待ち遠しくなる絵本です。


『サンタクロースっているんでしょうか?』
ニューヨーク・サン新聞 社説、中村妙子 訳、東逸子 絵/偕成社


 1897年のこと。ニューヨークのサン新聞社に、こんな手紙が届きました。「あたしの友だちに、『サンタクロースなんていないんだ。』っていっている子がいます。」「おしえてください。サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」質問に答えて、記者は目に見えないものを信じる心の大切さを語りかけます。名社説を絵本にした一冊です。


『急行「北極号」』
C.V.オールズバーグ 絵・文、村上春樹 訳/あすなろ書房


 『ポーラー・エクスプレス』(2004年公開)として映画化もされた、名作絵本。サンタの鈴の音を待っていた「ぼく」を迎えに来たのは、そりではなく、蒸気に包まれた汽車でした。「北極号」に乗って、幻想的な旅が始まります。村上春樹さんが訳した文体も、ぜいたくに楽しんで。小学校高学年向けの絵本です。


『クリスマスの12日』
ロバート・サブダ 作、上野和子 訳/クレヨンハウス

 最後にご紹介するのはしかけ絵本。作者のロバート・サブダさんは、"紙の魔術師"と呼ばれています。世界で知られた歌「クリスマスの12日(Twelve Days of Christmas)」の歌詞に合わせて、芸術的なしかけが飛び出します。お子さんと一緒に開いてみてはいかがでしょう。贈りものにもおすすめです。






 


  • 書名 クリスマスのまえのよる
  • 監修・編集・著者名クレメント・C・ムーア 著、ロジャー・デュボアザン 絵、こみや ゆう 訳
  • 出版社名主婦の友社
  • 出版年月日2011年10月15日
  • 定価1,320円(税込)
  • 判型・ページ数32ページ
  • ISBN9784072801000

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