2022年9月12日、『自分でできる ファミリーヒストリーを調べよう! ご先祖の足跡と家族の物語を辿って作るノート』(二見書房)が発売された。
ルーツ調査専門会社であるファミリーヒストリー記録社代表・吉田富美子さんが、プロの知見とノウハウを大公開。イラスト、地図、多くの実例とともに解説した、たいへんわかりやすい指南書だ。誰もが楽しみながら自分のルーツを調べることができる。
本書は、深く深く古い先祖を辿る【縦のルーツ調査】と、父母・祖父母への聞き取り、戦中の軍歴、移民歴など【横のルーツ調査】を重ねることで、一族の歴史を紡いでいく形式となっている。迷った時の羅針盤となる、別冊「ファミリーヒストリー帖」付き。
自分のルーツを自力で調べようとすると、そこには高いハードルがある。戸籍謄本の取り方がわからない、達筆過ぎて読めない、図書館でどんな本を見ればいいのか、どの部分を見たらいいのか、本家とは縁がなくなっているけどわかるのか、ご先祖はどんなところで暮らしていたのか、墓地・菩提寺がわからない、家紋も不明、戦争に行った祖父は何も語らず他界してしまった......など。
本書は、そんなハードルを各自が個別に解消できる構成となっている。
■目次
第1部 縦のルーツ調査
序章 ファミリーヒストリーを知る、とは?
第1章 家系図を作成しよう
第2章 祖先の暮らしていた場所を知ろう
第3章 旧土地台帳と地図からご先祖にせまる
第4章 江戸時代以前のルーツ調査
第5章 お寺と宗派を調べよう
第2部 横のルーツ調査
第6章 身近な人にヒアリングしてみよう
第7章 移民の記録を探そう
第8章 ご先祖が暮らした場所でお話を聞こう
第9章 軍歴証明を申請しよう
付録 情報収集を行える機関とネットでもできる文献調査
感染症があっけなく命を奪ってしまう時代、高齢の親族に会えなくなり、親族同士のつながりが薄れてしまった人も多いことだろう。自分と上の世代、次の世代をつなぐ「ファミリーヒストリー」を調べてみると、命のつながりを感じられるかもしれない。
■吉田富美子さんプロフィール
ファミリーヒストリー記録社代表。1962年北海道根室市歯舞生まれ。岩手大学農学部卒業。ライフプロファイラー、個人情報保護士。株式会社桃屋にて28年間研究開発職をつとめたのち、父親の大病後、自らの家系のファミリーヒストリーを作成したことがきっかけで51歳のときファミリーヒストリー記録社を創業。家系図作成、ルーツ調査、創業一族史など幅広く調査活動を行い、それぞれの人生を記録するお手伝いをしている。
日経ARIA、news zero、読売新聞、東京新聞などメディア掲載多数。新潮講座、NHK文化センターなど、各地のカルチャースクールにて講師を務める。
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