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オペレーターに「あんた生理中だろ」 コロナ禍で深刻化するカスハラの実態

AERA(アエラ)2022年8月29日増大号

 接客業をしている人は、客から理不尽な怒りをぶつけられたことが一度や二度はあるのではないだろうか。8月22日発売「AERA(アエラ)8月29日増大号」(朝日新聞出版)の巻頭特集では、「カスタマーハラスメント」を取り上げている。

パワハラ、セクハラより増えるカスハラ問題

 特集「カスタマーハラスメントの理不尽」では、健康診断の行列で「早くしろよ!」と怒号を上げる人、コールセンターのオペレーターに「あんた生理中だろ」と暴言を吐く人など、消費者の暴走が加速化している様子を詳報している。

 この3年、パワハラやセクハラよりも増加率が高かったカスタマーハラスメント、略して「カスハラ」。この「カスハラ」問題は、コロナ禍の到来によってより深刻化した。感染対策によって起きた決済のデジタル化についていけず、外出や知人との会話も難しくなってしまった高齢者の苛立ちが、カスハラの一因になっているという。これら"カスハラ"から身を守るにはどうしたらいいのか、特集では、専門家に対策も聞いている。

互いを尊重できるグループ

 表紙はダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」の7人。結成から1年を経た彼らが、グループとしての信念やこれから目指すところをたっぷりと語っている。

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 結成から1年、怒濤の勢いで人気を獲得しているBE:FIRST。メンバーのLEOさんは、そんなグループの強みは「メンバーがそれぞれをリスペクトしているところ」にあると考えている。

「やっぱり、自分を理解して相手を理解することは大切だと思うんです。これはアーティストに限らないことで、例えば自分を"モブキャラ"だと思ってしまう人がいるかもしれないけど、誰もがその人生の主人公で、ひとりの人間として尊重されるべきだと思う。だから、僕たちがメンバーそれぞれを尊重していることは、普通のことなんです。」(LEOさん)

 このLEOさんの考えに、同じくメンバーのSOTAさんも賛同。「尊重される側それぞれが自分磨きをする姿を見ているので、自然と尊重できる」のではと、メンバー同士のリスペクトが保たれる秘訣を考察していた。

 さらに、各メンバーがBE:FIRSTについて様々な切り口から自分なりの考えを披露。メンバー同士の関係性については、「絶対に必要な存在」(RYUHEIさん)、「強みも武器も理解し合えている」(MANATOさん)、自分たちのグループについては、「毎回100%を尽くすグループ」(LEOさん)、「シンクロしても個性がにじみ出る」(SOTAさん)、「素晴らしい環境で成長できている」(JUNONさん)、そして、自分たちに起きた変化としては「BE:FIRSTになったからこそ、自分を解放できた」(RYOKIさん)、「誰かに対しての負けず嫌いが自分への負けず嫌いに変わった」(SHUNTOさん)と分析していた。

 記事には、蜷川実花さん撮影の美麗グラビアも掲載。蜷川さんの世界観と7人がコラボしたスペシャルな写真の数々を楽しむことができる。

 ほか、連載「松下洸平 じゅうにんといろ」には、ゲストに林遣都さんが登場する。時事ニュースに関する記事では、「自民党と旧統一教会」の問題を詳報。自民党を中心とした政治家が旧統一教会側と関わりを持つ実態を現・元の国会議員の証言をもとに、癒着の現状を取材した分析を掲載する。8月24日で半年を迎える「ウクライナ侵攻」についても詳報している。

 今号にはほかにも、以下のような記事を掲載している。

羽生結弦の挑戦 さらなる高みへ
生活に苦しむ「年収200万円」世帯 月8万円で生活、配布会が救い
無差別殺傷を考える 「一人で死ね」の苦しさ
年金と老後資金を独自試算 受給減の見通し
東大でコロナ欠席学生に減点 大学は「評価取り違え」
ジジババの孫育て口出しにうんざり
ウクライナの「カルシュ・オーケストラ」がポーランドで公演
"インド沼"の強烈なカオス感にはまる
大宮エリーが瀬戸内海の離島に立体作品制作
連載「棋承転結」 羽生善治
画像提供:朝日新聞出版
  • 書名 AERA(アエラ)2022年8月29日増大号
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2022年8月22日
  • 定価470円(税込)

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