「僕がしたいこと、僕が今でも守りたいこと、それは、僕たちが一緒に真心でステージに立って、話をすること。僕たちが幸せに話をして、幸せの中で何かをできるということが、僕が求める全てなのだ。僕は......防弾少年団(BTS)を長くやりたい。」(RM)
6月20日発売「AERA(アエラ)2022年6月27日号」(朝日新聞出版)は、「ソロ専念」という衝撃の発表をしたBTSを特集。決断に至ったその背景を探っている。
グループでの活動を暫定的に控え、個人活動に集中すると発表したBTS。絶頂期とも言えるタイミングでの決断の背景には何があったのだろうか。
記事では、公式チャンネルにアップされた、メンバーたちが決断に至るまでの感情の動きをほろ酔いで語りあう動画の内容を日本語訳。その1時間の動画のうち、今後の活動について語った部分の訳文を約5500字で収録している。
動画内でメンバーが決断の理由として挙げたのは、「グループのアイデンティティーの喪失への不安」「超多忙な生活によるアーティストとしての語る言葉の枯渇」「個人の人生、ソロ活動への欲心」といったもの。なかでも、リーダーでメインラッパーのRMさんは、グループの活動を続ける中で、いつの間にか自分が「ラップを作る機械になってしまった」と振り返っている。
「世の中に何かを伝えたくて音楽とBTSを始めたけど、正直なところ、「ON」の次から、どうすればいいかわからなかった。(中略)「ON」 「Dynamite」 まではチームが僕たちの手のひらの上にあると感じていたけど、「Butter」 「Permission」と、僕は僕たちのチームがどんなチームなのかわからなくなった。 僕は歌詞を主に書いていて、どんなメッセージを伝えるのかが重要で、それが僕の生きている意味だったけど、それがなくなった感じがした」(RM)
ほか、BTSに直接取材経験のあるライター・酒井美絵子さんによる動画内容の分析も掲載されている。
表紙には、チャンネル登録者数1千万人超のトップYouTuber、HIKAKINさんが登場。競争が激しいデジタルの世界で長年活躍し続ける第一人者として、仕事への向き合い方や良きライバル「はじめしゃちょー」について語っている。
新潟から上京し、スーパーの店員として働いていたころ、社員寮で撮影しアップした1本の動画で人生が変わったHIKAKINさん。その後の成功は本人が「まさか人生がこんなにYouTube一色になるとは思わなかった」と言うほどで、今ではチャンネル登録者数1千万人超を持つ、世界に影響を与える存在となった。HIKAKINさんのインタビューに合わせ、巻頭特集では「デジタル戦国時代」についても取り上げている。日本語版登場から15年が経ったYouTubeが、時代をどう変革してきたか、今後どんな進化を遂げるのかを分析。また、居場所だけでなく滞在時間やスマホのバッテリー残量まで共有し合う若者に人気の地図SNSにも注目している。
また、Photo Boy ことSnow Manの向井康二さんの連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」では、向井さんの作品20点を、「誌上写真展」として掲載。題材は、セルフポートレートに始まり、身近な人々、仕事の合間や日常のなかでふと目を吸い寄せられた風景や出来事などさまざまで、撮影の状況や意図、写真に込められた思いについて、向井さん本人に加え、ハービー・山口さん、平間至さん、浅田政志さんら、過去の連載に登場した先生方がコメントを寄せている。
今号にはこのほか、以下のような記事を掲載している。
プーチン「大帝」の夢想
円安に歯止めがかからない 日本の国力が沈んでゆく
コロナ禍より食料不足が深刻な北朝鮮
サッカー日本代表の課題と収穫
フィギュアスケート 年齢制限が15歳から17歳へ
健康診断数値、これだけは気をつけろ
進化を遂げた 令和版"干物女"
「駅の達人」に聞いた「行きたい駅ベスト11」
「ナパーム弾の少女」撮影から50年
是枝裕和インタビュー 新たなつながりを探る
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