市販のルウを使わず、自分でスパイスを調合して作るスパイスカレーがいまブームだ。挑戦してみたいけれど、うまく作るのが難しそうでなかなか手が出せていないという人もいるかもしれない。そこでスパイス料理研究家の印度カリー子さんが提案するのが、圧力鍋で作る方法だ。
圧力鍋を使うと、以下の5つの理由から、よりおいしく、より手軽にスパイスカレーを作ることができる。
① 肉のうまみが短時間で出て、魚も骨まであっという間にほろほろになります。
② 100℃以上で引き出せるホールスパイスの強い香りが、短時間で引き出せます。
③ 圧力がかかれば弱火でよいので、火加減を失敗しにくいです。
④ 素材は大きめに切ればOK。下ごしらえが楽です。
⑤ 少ない水分で調理できるから栄養を逃がしません。
2022年6月14日に発売される『圧力鍋で作る印度カリー子のスパイスカレー教室』(誠文堂新光社)で、圧力鍋×スパイスカレーのおいしいレシピがたっぷりと紹介されている。
本書で使われているスパイスは約20種。調理は手軽に、スパイスは本格的に楽しめそうだ。
カレーだけでなく、魯肉飯や豚の角煮など、圧力鍋とスパイスで作るおかずのレシピも掲載されている。この一冊で、料理の幅がぐっと広がりそうだ。
【目次】
はじめに
圧力鍋がもたらす5 つのメリット
圧力鍋の使い方/圧力鍋を使うときの一般的な注意事項
印度カリー子流圧力鍋で作るスパイスカレーの作り方
本書で使うスパイスガイド
【第1章 肉のカレー】
チキンシャクティ[ ココナッツ風味の手羽元カレー]/ほぐしチキンカレー
無水ハニーチキンカレー/ハリヤリチキンカレー[ グリーンペーストのチキンカレー ]
ポークビンダルー[ バルサミコ酢の豚肉カレー ]/タイ風ポークカレー
ふわふわ砂肝カレー/スリランカ風マトンカレー
ビーフコルマカレー[ まろやかな牛肉の白いカレー ]
ビーフハリーム[ 牛肉と豆・米の煮込みカレー]
【第2章 魚介のカレー】
南インド風さばカレー/いわしの骨ごとキーマカレー
柔らかいかカレー/小あじのスープカレー
鯛あらのコルマ[ まろやかな鯛あらのカレー]
さばのマスタードカレー/ダルタドカ[トゥールダルのカレー]
ダルマカニ[ウラドダルとあずきのカレー]
ほうれん草のクットゥ[野菜と豆の南インドカレー]
カドゥアズキ[かぼちゃとあずきのカレー]
ダルスープカレー/夏のサンバル[夏野菜と豆のカレー]
冬のサンバル[冬野菜と豆のカレー]
【第3章 米料理】
米の炊き方(日本米/バスマティライス/玄米/ターメリックライス)
チキンビリヤニ/えびビリヤニ
ポンガル[バスマティライスとムングダルのおかゆ]
キチュリ[バスマティライスと赤レンズ豆のおかゆ]
【第4章 絶品スパイスおかず】
魯肉飯/スペアリブの麻辣煮/中華風豚の角煮
鶏肉としいたけの中華煮込み/手羽元の白ワイン煮
鶏肉といちじくのタジン/ピーマンの肉詰めスープ煮風
チキンミートボール/ぶりあらのターメリック煮
ぶりあらのターメリック汁
【Column】
スパイスと油の関係(スターターとテンパリング)
圧力鍋で使いたいインドの豆4種
スパイスカレーに合わせるのは、どんなお米?
カレーの味は塩で決まる!?
圧力鍋スパイスカレーをおいしく作る10のこと
スパイスカレーQ&A
■印度カリー子(いんどかりーこ)さんプロフィール
スパイス料理研究家。1996 年11月生まれ。宮城県出身。初心者のためのスパイス専門店 香林館(株)代表取締役。「スパイスカレーをおうちでもっと手軽に」をモットーに、スパイスセットの販売・開発のほか、料理教室の運営やコンサルティングなどを行う。テレビ、新聞、雑誌、ネットなどで活躍。食品科学の観点から香辛料の研究を行っていた東京大学大学院を2021年3月に修了。著書に『私でもスパイスカレー作れました!』(こいしゆうかとの共著、サンクチュアリ出版)、『ひとりぶんのレンチンスパイスカレー』、『ひとりぶんのスパイスお菓子』(ともに山と溪谷社)、『印度カリー子のスパイススープ』(世界文化社)ほか。
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