芸能界きっての蕎麦好きといえば、1990年代のJ-POPシーンを盛り上げたロックバンドDEENのボーカル・池森秀一さんだ。なんと15年以上も、365日ほぼ毎日蕎麦を食べ続ける蕎麦オタク。最近では、「マツコの知らない世界」(TBS)や「家事ヤロウ!!!」(テレビ朝日)に出演したことでも話題になった。
そんな池森さんと日本を代表する料理人「分とく山」の野﨑洋光さんによる、乾麺蕎麦を使った創作料理で夢の競演を果たした。どんな創作料理が登場したのかは、こちらのレシピ本をご覧あれ。
それが『DEEN池森の「創作」乾麺蕎麦レシピ』(小学館)だ。放送作家・脚本家の小山薫堂さんは、次のように絶賛している。
「かつてこれほどまでに、乾麺蕎麦が食べたい!という衝動に駆られたことがあっただろうか。この1冊で、蕎麦屋を1軒、開けるかもしれない」
本書では、二人が同じ乾麺蕎麦を使ってレシピを提案する。まず、池森さんがポップな創作レシピを考案し、その「池森流レシピ」をプロの視点から野﨑さんがアレンジしたアンサーレシピを提案する2部構成となっている。冷たい蕎麦12品、つけ蕎麦20品、温かい蕎麦16品プラス番外編2品の計50品を紹介する乾麺蕎麦の常識を覆すレシピ集となった。それぞれのレシピには、使用乾麺の写真とともに、「更科蕎麦」「十割蕎麦」などとそば粉の配合率も記されている。
蕎麦好きが高じて蕎麦料理研究家として活動するようになった池森さんは、「これまでの僕の蕎麦ライフの集大成となる1冊に仕上がっていると思います」と語っている。野﨑さんとの蕎麦談義もお見逃しなく。
「"みんなが楽しめること"に僕の創作レシピの価値がある」(池森さん)
「乾麺蕎麦には新しいことを試せる余地が残っている」(野﨑さん)
保存がきき、コスパもいい乾麺蕎麦を自宅にストックしている方が多いのでは。本書には、全国の絶品乾麺蕎麦リストも収録されているので、もっと好きな乾麺を見つけられるかも。
シンプルな「もりそば」、「かけそば」もいいけれど、池森さんと野﨑さんの手にかかれば、とっておきの絶品レシピに大変身する。夏にぴったりの「冷やしトマトバジルそば」「大葉のジェノベーゼそば」などイタリアン風のレシピや、「酸辣湯そば」「バリ辛革命カレーつけそば」「冷製シーフードそば」など、ジャンルを超えた創作レシピが満載だ。ご家庭にあるお手軽食材で、誰でも簡単に作れるので、今日のお昼に早速トライしてみよう。池森さんのように毎日食べても飽きないかも。
目次
スペシャル対談
冷たい蕎麦
第一章 つけ蕎麦
第二章 温かい蕎麦
コラム 茹でる・焼く以外の調理方法/蕎麦を炒める/蕎麦を油で煮込む
全国乾麺蕎麦リスト
■著者・池森秀一さんプロフィール
いけもり・しゅういち。DEENのヴォーカリスト。1993年に『このまま君だけを奪い去りたい』でデビュー。乾麺蕎麦商品をプロデュースするほか、2020年9月に蕎麦専門YouTubeチャンネル『信州戸隠 池森そば 赤坂店』を開設。芸能界きっての蕎麦好きとして有名。多数のメディア出演を機に、蕎麦料理研究家として『池森流』の蕎麦の楽しみ方を提案している。
■監修者の野﨑洋光さんプロフィール
のざき・ひろみつ。1989年、西麻布に日本料理店「分とく山」を開店。現在は、移転した南麻布の「分とく山」をはじめとするグループ5店舗の総料理長。日本料理界に新しい風を吹き込み、テレビを中心に各種メディアでも活躍中。伝統を重んじながら、独創的な個性のある料理と、「食の原点は家庭料理にあり」という思想への共感者も多い。日本料理界の重鎮と知られている。
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