キャベツにアスパラガス、セロリ、たけのこ、クレソンなど、旬の野菜は美味しいうちに食べたいけれど、ついつい買いすぎて、とりあえず冷蔵庫に入れておいたら腐らせてしまった、なんてこともあるのではないだろうか。
冷凍庫を上手に使えば、そんな「野菜もったいない問題」ともおさらばである。究極の楽チン保存術と美味しいレシピの詰まった『野菜まるごと冷凍レシピ』(主婦の友社)が4月19日に発売された。
「野菜を冷凍する」というと、茹でて細かくカットしたものを小分けにしたり、ジップロックで密閉したりと、いろいろ面倒だし、味や鮮度が落ちるのでは、というマイナスイメージがある。
しかし本書では、時間も手間もかからないうえ、鮮度も味も落ちないとっておきの方法を紹介している。タイトル通り、野菜を「まるごと」冷凍してしまうという大胆な発想だ。
「野菜まるごと冷凍」の基本はたったの3ステップだ。
1 ふく
2 ポリ袋に入れる
3 冷凍する
野菜は洗わず、汚れのみ拭き取ればOK。じゃがいもや玉ねぎなどの皮付き野菜も皮をむかずにそのままポリ袋に入れて口を縛って冷凍庫へ。フルーツもまるごと冷凍できる。
保存が楽チンなだけではなく、冷凍した野菜にはたくさんのメリットがある。
例えば、玉ねぎは凍ったまま切れば目にしみることがない。生で炒めるよりかなり早く飴色玉ねぎになってくれるというから目からウロコだ。
また、冷凍じゃがいもを1分水に浸すだけで、皮がつるんと剥ける裏技も。
そのほか、冷凍することによって、味が染みるのが早い、旨味が凝縮されるなど様々なメリットがある。そんな冷凍野菜の魅力を存分に引き出すレシピもたくさん紹介されている。
著者の沼津りえ(ぬまづ りえ)さんは、管理栄養士・調理師・料理家・cook会(料理教室)講師。親子や小中学生、大人向け、酒肴、ケーキ、パンなど多彩な料理教室を開催している。新聞やテレビ、雑誌などのメディアでも活躍中。著書に「食材保存大全」(主婦の友社)、「低糖質だからおいしい!おやつ&スイーツ」( K&M企画室)などがある。
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