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感染症予防に立ち上がった日本企業。「手洗い」で救える命、アフリカで奮闘 

 感染症によって乳幼児の10人に1人が亡くなる国、アフリカの「ウガンダ」。そこで、とある日本企業が感染症予防のために奮闘している。

 その企業とは、「ヤシノミ洗剤」や自然派甘味料の「ラカント」、アルコール消毒液の「ヒビスコール」等でおなじみのサラヤ株式会社(本社:大阪市、社長:更家悠介氏、以下、サラヤ)。
 同社は、2010年からウガンダで「100万人の手洗いプロジェクト」を続けており、12年からは「病院で手の消毒100%プロジェクト」をスタートさせている。
 この活動は、「日常の手洗い」、「病院における手の消毒」の重要性を伝える取り組みで、東アフリカの衛生向上と同時に雇用も創出したことから、「第1回ジャパンSDGsアワード」(2017年)の外務大臣賞を受賞している。

 この度、サラヤのウガンダでの取り組みを紹介したドキュメント『情熱のアフリカ大陸 サラヤ「消毒剤普及プロジェクト」の全記録』(幻冬舎メディアコンサルティング)が刊行された。

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画像は、『情熱のアフリカ大陸 サラヤ「消毒剤普及プロジェクト」の全記録』(幻冬舎メディアコンサルティング)


 本書では、わずか3人ではじまったというプロジェクトの立ち上がりから、文化も商習慣も違うウガンダで手指消毒剤の製造、販売事業を進めた経緯をフリーライターの田島隆雄さんが追っている。

 ボランティアではなくビジネスとして現地と関わり、手洗いの習慣を根付かせようと尽力したサラヤのエピソードには、きれいごとだけでは達成できない、途上国での社会貢献ビジネスのリアルな実態が綴られている。巻末には、作家の村上龍さんが寄稿した「熊野の清流を原点として」も収録されている。

 サラヤは1952年創業。戦後間もない日本の衛生環境向上を目的に、当時大流行していた赤痢の感染予防のため、手洗いと同時に殺菌・消毒ができる「パールパーム石けん液」を開発した。
 現在は手指消毒剤の製造・販売も手掛け、胃カメラなどの殺菌に用いる消毒剤も製造するなど、医療や介護、食品業界といったプロ向けの衛生分野でも幅広く製品を供給している。


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