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『タネの未来』考える高校生が書いた本

 東京の中学3年生の男の子が「タネ」を売る会社をつくった。本書『タネの未来』(家の光協会)は、それから数年後、高校2年生になった彼が書いた本である。最近、年少の子供たちが起業する例が増えているが、ITとかビジネスとかに関係のない大地にどっしりと構えた話である。

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写真は『タネの未来』(家の光協会)

伝統野菜のタネを販売

 著者は小林宙さん。2018年2月に高校受験を終えて国立大学附属高校に合格、父親に付き添ってもらい、税務署に個人事業主の開業届を出した。「鶴頸種苗流通プロモーション」が屋号。日本中を歩き回って仕入れてきた伝統野菜のタネの販売が事業のメインだ。なぜ、高校生がそんな仕事と思うだろう。

 本書には、小林さんのタネとの出会いから、世界の野菜のタネの現状、日本の伝統野菜を守る取り組みなどが書かれている。高校生離れした企画力、実行力に驚かされる。

 「タネは、あえて置いてなさそうな店で売る」など、マーケティングでも新鮮な発想をしている。

 小林さんのユニークなタネ屋さんの試みとともに、野菜のタネを取り巻く現状を知ることができるだろう。

  

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