2020年1月20日の朝日新聞は一面と社会面で三菱電機がサイバー攻撃の被害にあっていることを大々的に報じ、夕刊では日経新聞なども追いかけた。朝日は、中国系組織の介在を強く示唆していた。
サイバー攻撃の現状については、BOOKウォッチですでに『サイバー完全兵器』(朝日新聞出版)に詳しい。著者のデービッド・サンガーさんはNYタイムズで国家安全保障を担当するベテラン記者。取材チームの一員としてこれまでにピュリッツァー賞を3度も受賞している。
今や世界の約30か国がサイバー攻撃能力を持つという。同書は具体例をもとに、「軍事戦争」には至っていないのに、特定の国家間ではサイバー空間で攻撃が行われている実態を克明に伝えている。同じ朝日の出版物なので、朝日の特ダネは本書の延長上にあるといえそうだ。
BOOKウォッチではこのほか、『ドローン情報戦――アメリカ特殊部隊の無人機戦略最前線』(原書房)、『「いいね! 」戦争――兵器化するソーシャルメディア』(NHK出版)なども紹介している。
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