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宇宙ビジネスがさらに成長するには/『宇宙ビジネス入門 Newspace革命の全貌』

 今回ご紹介する本は、石田真康さんの『宇宙ビジネス入門NewSpace革命の全貌』(日経BP社)。

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写真は、『宇宙ビジネス入門 Newspace革命の全貌』(日経BP社)

 さまざまなジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予想などをテーマに、より良い未来の姿とそれを実現するイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週火曜日19:00~21:00生放送)では、20時台にBOOKウォッチ編集部がおすすめの書籍を紹介している。

 2020年1月7日(火)の放送では「宇宙ビジネスがさらに成長するには」をテーマに、この本の著者の石田さんと、スタートアップを支援する企業プロトスター株式会社の創業者でCCO(Chief Community Officer)の栗島祐介さんをスタジオに迎えて宇宙ビジネスについて熱いトークが繰り広げられた。

― 宇宙ビジネスは今どんな状況になっていますか?

石田 「宇宙ビジネスは実は非常に身近なもので、例えば、Googleマップも衛星から送られてきた位置情報をスマホに入っているGPS受信チップが受信して利用されています。
 また、宇宙旅行と月面探査とか構想が色々ありましたけど、今までは夢だと言われていました。でも、ちょっとずつ形になり始めており、アメリカでは人が乗った状態で高度80kmに到達していたり。ただの夢から現実になりつつある時が今ですね」

栗島 「他の宇宙ビジネスとして、衛星のデータを使って海洋における水産の養殖に活かす話とか、衛星系のデータを地球上でビジネスに活用したものが今、キテると思います。たとえば、石油タンクは、その残量によって(屋根の高さが変動するので)影のでき方が変わるんですよ。その影の長さを衛星の画像から計ると、高さが推計できる(そのタンクの備蓄量がわかる)んです」

― 日本における宇宙ビジネスの課題とは?

栗島 「そもそもの挑戦者がまだまだ少ないとのと、金額の桁が大きすぎるのでそこに対する支援者が全然現れないですね」

石田 「投資という意味では非常に日本の環境はいいんですよ。日本の宇宙ベンチャーって自社で調べて約40社いるんですけど、過去5年間で500億円の資金を調達しています」

栗島 「ロボットベンチャーのGITAIでは、月など宇宙で何かを作ろうとしたときに遠隔でロボットを操作するとか。人間が行くより安全だし、いいと思うんですよ」

 無限の可能性を秘めた宇宙ビジネス。深く知りたいと思った方は、是非、書籍『宇宙ビジネス入門NewSpace革命の全貌』(日経BP社)もチェックしていただきたい。

 今週の放送でも、おすすめ書籍をご紹介するので、気になる方は、ぜひ、エアチェックを。

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