1923年9月1日に首都圏を襲った関東大震災から、今年で100年。大正時代ですら「文明の脆さ」を痛感させられたという首都直下地震が、今起きたらどうなるのか?
8月21日発売の「AERA(アエラ)2023年8月28日号」(朝日新聞出版)の巻頭特集は、「首都直下地震に備える」。関東大震災から100年のこのタイミングで、一極集中が進んだ首都を大地震が襲うとどうなるのかを、さまざまな専門家に取材した。
23区の6割が震度6強以上、江東区、江戸川区、荒川区では震度7が予想され、帰宅困難者は最大453万人に及ぶとされる首都直下地震は、どのような被害をもたらすのか。2022年に都の防災会議地震部会が発表した最新の被害想定によると、死者は都内全域で約6100人。阪神・淡路大震災に近い規模での被害が予想されている。
特に危ないとされるのは、山の手線の外側にリング状に広がっているという「木密地域」だ。これは倒壊して燃えやすい木造住宅が密集している地域のことで、この「木密地域」をもつ足立区や大田区では、死者数が多く見積もられているという。
また、タワーマンションなどでの在宅避難にも危険性があるとされる。非常用エレベーターが動かなくなれば、水や食料が断たれ、地上に設置される仮設トイレにも通えなくなるからだ。特集では、生活の生命線となるエレベーターやエアコンの非常用電源の現状について取材。その最前線の防災対策を専門家に聞いている。地震のとき「在宅避難」を考えている方は必読だ。
表紙&インタビューには、タレントの岸優太さんが登場。インタビューでは、初主演映画「Gメン」への思いや、映画のテーマでもある「仲間の大切さ」についてもたっぷり語っている。表紙とグラビアの撮影は蜷川実花さんが担当。祝福の紙吹雪をイメージしたバックに岸さんの魅力が全開になっている。
また、連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、放送作家の高須光聖さんをゲストに迎えた対談の最終回。「笑顔をつくる仕事」を手がける高須さんが、今後の夢などについて語っている。
今号では、以下の記事も掲載。
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