社交的でプレゼン上手で、いつも笑顔で......そんなポジティブ思考こそ大事だという空気がある現代社会。その空気は、時に「ポジティブ圧力」として私たちを圧迫してくることも。
7月10日発売の「AERA(アエラ)2023年7月17日増大号」(朝日新聞出版)の巻頭特集では、「ネガティブ思考で成功する」と題して、内向的な人の特徴こそ強みになるという目から鱗の思考法を大紹介。「ネガティブ」を悲観せず肯定的に捉える内容となっている。
特集では、しゃべらないからこそ売れる「サイレントセールス」という、内向型にもってこいの営業スタイルが取り上げられている。取材に応じているのは、サイレントセールストレーナーとして知られる渡瀬謙さんだ。
渡瀬さんはかつてリクルートの営業チームに在籍していた。その頃の同僚たちは半数以上が「元生徒会長」という極めてポジティブな集団で、幼い頃から内向的でネガティブな性格だった渡瀬さんは、環境に適応できず苦しんでいたという。
だがある時、典型的な体育会系営業マンだったチームリーダーの営業に同行して、その手法に衝撃を受けた。場を盛り上げる天才のようなリーダーが、職場とは別人のように口数が少なくなり、ほとんどしゃべらない。お客さんが話しだすと、リーダーはそれに応じてぼそぼそしゃべるだけ。なのに、その日に訪ねた3つの営業先すべてで、そんな雰囲気で商品が売れた。
帰り際、渡瀬さんはリーダーから「営業はべらべらしゃべってもしょうがないんだよ」「そういう意味では、本当はお前なんて営業に向いているんだけどな」と声をかけられた。それを聞いて一念発起し、べらべらしゃべらない営業術「サイレントセールス」を確立した渡瀬さんは、入社10カ月目にして営業達成率全国トップに躍進したという。
アエラではこの「サイレントセールス」に向いているという「内向型」の5つの特徴を渡瀬さんに聞いている。さらに、「物心ついたときからネガティブだった」というお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さんに、どうやってネガティブを武器にしてきたかを取材している。
表紙&インタビューには、7月スタートの新ドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」に出演するSixTONESの松村北斗さんが登場。俳優としてのキャリアを重ねながら「気持ちは常に新人」という松村さんが、演じることへの思いやSixTONESの絆について語っている。表紙とグラビアの撮影は映画「ホリック xxxHOLiC」で演者と監督として向き合った蜷川実花さんが担当している。
また、連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、同じ事務所の先輩である藤木直人さんをゲストに迎えた対談の3回目。直近のドラマ「合理的にあり得ない」でルービックキューブを体験した松下さんのルービックキューブ談義や、松下さんが「僕は藤木家の養子になりたい」と語るほど楽しかったという、藤木さんの自宅に松下さんが招かれた時の話が披露されている。
今号では、以下の記事も掲載。
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