夏休みに料理に挑戦したい!という小学生のお子さんがいる方に、良質な子ども向けのレシピ集を紹介しよう。
このたび、原宿の「eatrip」の料理人・野村友里さんによる、小学生からのレシピ本『とびきりおいしいおうちごはん 小学生からのたのしい料理』(小学館)が発売された。子ども向けだからと言って、妥協はしない。シンプルな工程ながら、お店の味を再現できる。
しょうが焼きや唐揚げなどのなじみの料理から、イギリスの家庭料理・シェファーズパイまで、卵、肉、野菜、魚の約40ものレシピが収録されている。
全米で最も予約が取れないレストラン「シェ・パニース」で修業をした野村さん。人と食を巡るドキュメンタリー映画の監督も務めるほど、食に対して貪欲だ。
本書では、子どもたちに本当に大切なことを伝えたいと、「極力シンプルに」「失敗が少なく」そして「大人も驚く美味しさ」のレシピを考案。どれもお店の味を再現したかのようで、実際につくった人たちからは、「自分の味じゃないみたい!」「こんなに簡単でこんなに美味しくていいの!?」と、驚きの声が上がっている。
たとえば、チーズを入れたトロトロのオムライス。失敗しにくくて、最高の出来栄えに。
6つの工程で完成する、トマトのしゃぶしゃぶ肉巻き黒酢豚。中の野菜は何でもOK!
だまにならないホワイトソースを使うポパイグラタン。
皮から作る鶏肉とれんこんのもちもち水ぎょうざ。タネの部分は2ステップで作れる。
鶏肉で作ってもおいしいブリの照り焼き。冷蔵庫の中身に合わせて作れる応用レシピもあるのが嬉しい。
さらに、「命を、いただきます」「お肉のすがた、わかるかな?」など食に関するコラムも掲載。「生きることは食べること」「料理をすることと食べることは、生きている限り続く」を信条としている野々村さんが、食育の面でもアプローチしていく。
成功体験をたくさん積むと、料理が「面倒なお手伝い」ではなく「楽しいこと」になるはず。まずは大人が試してみるのもおすすめ。自分の舌で、本物の味を確かめてみて。
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