元弁護士で元プロ雀士という異色の経歴。デビュー作『元彼の遺言状』はシリーズ累計100万部突破のベストセラーとなり、月9ドラマ化。さらに公正取引委員会を舞台とした作品『競争の番人』もドラマ化......と、デビュー以来、つねに話題を集め続けている作家・新川帆立さん。
2023年6月29日に発売された小説『縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル』(新潮社)は、そんな新川さんの最新作。縁切寺の住職の娘で、離婚弁護士として活躍する松岡紬(つむぎ)が、「縁切り」に関する問題を痛快に解決していくリーガルストーリーだ。
最初の依頼者は、夫のモラハラと浮気に耐えられなくなった女性・聡美(さとみ)。ひょんなことから紬に離婚相談をした聡美は、思いがけないことを言われて――。
劇中で扱われる様々なテーマは、財産分与と親権の争い方、熟年離婚、同性カップル、離婚前後の泥沼トラブルの切り抜け方など、3組に1組は離婚すると言われる現代に役立つものばかり。
さらに、これまでにフィクションで描かれがちだった「勝気で強気な女性弁護士」像を覆す「ふんわり美人」な紬をはじめ、個性豊かなキャラクターたちによるヒューマン・ドラマも楽しめる。スカッとして、役に立ち、心も温まる。1石3鳥の内容だ。
■新川帆立さんプロフィール
しんかわ・ほたて/1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』などがある。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?