外出もままならず、気分が沈みがち。とにかく面白い本が読みたい!という人に、今おすすめのミステリー小説を紹介する。
第19回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、新川帆立さんの『元彼の遺言状』(宝島社)だ。なんと、2021年1月8日に発売されてから3週間で発行部数15万部を突破した。
デビュー作ながら、全国の書店で1位を獲得し、テレビ・新聞・ラジオなどの各種メディアで取り上げられている、注目の作品だ。東大法学部卒、作家になるために弁護士になったという新川さんの異色の経歴も話題を呼んでいる。
本書は、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という元彼の奇妙な遺言を受け、女性弁護士が依頼人と共謀して分け前を狙う遺産相続ミステリーだ。選考委員より、「強烈にキャラの立った女性弁護士もの」「とにかく主人公の人物造形に魅了されました」「人間関係もよく練り込まれていると思った」と、高い評価を受け、満場一致で大賞に決まったという。
新川さんは以下のようにコメントしている。
16歳の時からずっと作家になりたくて、弁護士となったのちも、執筆時間を確保するために三度転職しました。晴れて十余年越しの念願が叶い、作家デビューできただけでも望外の喜びでした。そのうえ、多くの方のお手に取っていただき、大変有難く感じております。暗い世相だからこそ明るい小説を書いて、読者さんの生活を少しでも明るくしたいと思いながら、本作に取り組みました。しかし実際は、読者さんからの反響に私のほうが励まされています。今は本作の続編に取り組んでおりますが、今後もたくさん良い小説を届けていきたいです。
ホンモノの弁護士が書いた痛快なミステリー。ページを繰る手が止まらない。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?