1次リーグで4連勝を飾り、16日の準々決勝・イタリア戦も6点差で快勝した侍ジャパンだが、残る対戦相手はメキシコ、アメリカと世界屈指の強豪ばかり。第一線で取材する記者たちが注目する、この難関を切り抜けるカギとは――?
3月20日発売の「AERA(アエラ)2023年3月27日号」(朝日新聞出版)は準決勝を控えるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表を特集している。
イタリア戦では先発を大谷翔平選手が務め、救援にダルビッシュ有選手が登場するという豪華リレーが話題となった。あるスポーツ紙デスクは日本代表の強みとされる投手陣について「先発、救援陣と総合的なクオリティーで考えれば、今大会ナンバーワンでしょう」と絶賛する。
短期決戦であるWBCでは投手力が重視される。MLBの強打者揃い踏みで「米国を超えるタレント軍団」と評された2013年大会の覇者・ドミニカ共和国は、プエルトリコ戦で5点を奪われ、あえなく敗退となった。
一方、日本代表には大谷選手、ダルビッシュ選手を筆頭に、佐々木朗希選手、山本由伸選手など質の高い先発陣が揃い、今大会では未だ大量失点のシーンはない。救援陣も充実しており、「投手陣に不安を抱える米国より上」(前出スポーツ紙デスク)の戦力を持っているという。
気になるのは、メジャーリーガーの少ない打撃陣だ。投打の主軸である大谷選手は、バント安打でイタリア戦の流れを変えたり、試合前の打撃練習でも特大アーチを連発して相手チームに威圧感を与えたりと大活躍だが、他はどうか。
現在注目を集めているのは、攻守の鮮やかなプレーが評価され、今大会の「シンデレラボーイ」となったヌートバー選手、出塁率驚異の6割を誇る近藤健介選手など。だが、あるスポーツ紙記者は、ここまで打率2割3分5厘の村上宗隆選手をキーマンに挙げている。
「村上は4、5番とどの打順でも不思議とチャンスに打席が回ってくる。大舞台での強さを発揮してほしい」(スポーツ紙記者)
記事では他にも、準々決勝までの日本代表の対戦結果や、ヌートバー選手が考案したパフォーマンス「ペッパーミル」についての解説が掲載されている。
今号の巻頭特集は「管理職の憂鬱と醍醐味」。「管理職になりたくない」という人が6割に及ぶ時代に、管理職はどんな思いを抱えて働いているのか、どういうリーダー像が求められるのかなどを詳報している。「管理職はつらいよ」という人には、「もう一人の自分を持って」「10のうち7は割り切って」など専門家からのアドバイスも。さらに、課長職相当以上の割合は12.3%と、いまだ低い割合にとどまっている女性管理職に特化した企画も。
表紙には、フィギュアスケートの宇野昌磨選手が登場。連覇を目指す世界選手権を目前に、大会への思い、競技に向き合いながら感じていることなどをたっぷり語った。現在25歳、20年間スケートに打ち込む中で、「日々自分が成長する感覚を味わっていたい」という。撮影はもちろん蜷川実花さん。
Photo BoyことSnow Manの向井康二さんの連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」では、今回から、桑島智輝さんを先生として迎えている。最近向井さんが購入して愛用している、中判のデジタルカメラを使って、お互いを被写体に自然光を生かして撮影。向井さんが大きな声で「なんで!?」と叫ぶことになった、「めっちゃおもろいな!」な桑島さんのリクエストとは?
また、連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、今号から新しいゲスト、天海祐希さんを迎え、4月スタートのドラマ「合理的にあり得ない」で初共演する二人。初回は、天海さんの宝塚時代をめぐる貴重な話が披露されている。
今号では、以下の記事も掲載。
中国・習帝国支える秘書集団
日韓の徴用工問題「解決」 意思関係なく協力の時代に
「ネット私刑」の問題点 「学校に行くぞ」脅迫電話も
金持ちと貧乏の二極化 現役から備えるリタイア後
今年花粉症デビューした人が知るべきこと
藤井聡太が羽生善治との「夢の対決」を制す
アカデミー賞 アジアの風が吹いてきた
高橋源一郎×ブレイディみかこ 血縁でない「家族」も一つの希望
前田敦子 ハッとする瞬間があるとうれしい
現代の肖像 斉加尚代(ジャーナリスト・ドキュメンタリー監督)
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