芸人やコメンテーターとして大活躍のパックンことパトリック・ハーランさんは、ハーバード大卒の秀才としても有名だ。しかし、少年時代には生活保護を受けていた時期があり、奨学金を受けたり借金をしたりと、過去にはさんざんお金に苦労してきたという。
大学卒業後に来日し、英会話講師としてのキャリアを経て、タレント業に精を出していたパックン。節約しながら、投資での資産運用にも成功した。どのようにしてお金の悩みを解消したのだろうか。
2022年11月18日発売の『パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)では、投資歴25年のパックンの「貯め方」「稼ぎ方」「増やし方」を公開している。
パックンは成功の理由を「本業で大成功したから」ではなく、「正しいお金との付き合い方、お金の育て方を知っていたから」と語る。
本書では、パックンが現在も実践しているという「お金の育て方」をイラストともにわかりやすく紹介していく。お金の話というと難しそうだが、イメージがつかみやすい。
BOOKウォッチでは過去にも、厚切りジェイソンさんの『ジェイソン流お金の増やし方』や、さんきゅう倉田さんの『お金持ち 貧困芸人 両方見たから正解がわかる! 元国税職員のお笑い芸人がこっそり教える 世界一やさしいお金の貯め方 増やし方 たった22の黄金ルール』など、芸人が指南するお金本をいくつか紹介している。話し上手でユーモアがある彼らの本は親しみやすく、とてもわかりやすい。円安や物価高が続き、多くの人がお金の不安を抱える時代。これから投資を検討している方や、お金の話に苦手意識のある方は、芸人に学ぶことをおすすめしたい。
■パトリック・ハーラン(パックン)さんプロフィール
芸人・東京工業大学非常勤講師。1970年11月14日生まれ。アメリカ・コロラド州出身。93年ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK「英語でしゃべらナイト」「爆笑オンエアバトル」をはじめ、多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。 「AbemaPrime」「報道1930」でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義も行っている。2児のパパ。25年以上の投資歴があり、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っている。著書に『ツカむ! 話術』『ハーバード流「聞く」技術』(角川新書)、『パックンの「伝え方・話し方」の教科書』(大和書房)などがある。
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