きらめく瞳やお花やレースがたくさんのドレスなど、少女の憧れがつまった高橋真琴さんのイラストは長年多くのファンに愛されている。最近では、コムデギャルソンに絵柄が採用されたことやNHKのチコちゃんを描いたことも話題になった。
2022年10月27日『高橋真琴のおひめさまものがたり』(Gakken)が発売された。
本書では、高橋真琴さんがライフワークのように描き続けてきた昔ばなしのお姫さまたちが絵本のような形でまとめられている。美しい画集のようで、上品な装丁が宝物のようだ。
高橋真琴の絵本『ペローとグリムのおひめさま シンデレラ』『アンデルセンのおひめさま にんぎょひめ』『日本と中国のおひめさま かぐやひめ』が1冊にまとまった愛蔵版だ。
高橋真琴さんは、「少年の頃からの少女への憧れがあったから」「女の子はみんなお姫さまという思いがある。美しさとは外見のものではなく、こころの美しいひとはみんな、お姫さまのように美しいのです」と自らが少女画を描く理由を語る。
本書では、特に人気の「シンデレラ」「にんぎょひめ」「かぐやひめ」をはじめ「おやゆびひめ」「はくちょうの王子」「はちかつぎひめ」「おりひめ」「ねむりひめ」「しらゆきひめ」の9話が収録されている。精巧で華やかなお姫さまたちに魅了されるに違いない。
現在入手できる高橋真琴さんの本は画集が中心だ。今回のような「お姫さま絵本」は珍しい。しっかりとした造りの本なので、長い間手元に置いておくのにも良い。
自分だけではなく、お子さまやお孫さまといっしょに楽しめる絵本となっている。かわいらしいお姫さまをお迎えしてみてはいかがだろうか。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?