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【試し読み】夫に対するその態度、浮気の土台を作っているかも......。『誰にも言えない 夫婦の悩み相談室』(3)

誰にも言えない 夫婦の悩み相談室

 3000人の女性の悩みを解決してきたパートナーシップと性のカウンセラー・小野美世さんの『誰にも言えない 夫婦の悩み相談室』(WAVE出版)は、セックスレスや不倫の悩みに対する「優しい答え」をくれる1冊。

 夫が浮気をする3大原因は、「家庭に居場所がないから」「妻とセックスレスだから」「夫が妻以外に恋人を求めるタイプだから」と小野さんは考える。

 ちなみに、保険マンモス株式会社が男女500人に実施した「結婚の決め手&破局の決め手」に関するアンケートによると、男女ともに結婚の決め手の1位は「辛いときにそばで支えてくれた」、2位は「一緒にいてストレスがなく楽しい 自然体でいられる」だという。

 結婚の決め手と浮気する原因をつなげると、自然体でいられると思ったから結婚したのに、居場所がなく(自然体でいられなく)なって浮気する、ということだろうか。

 BOOKウォッチでは、本書の【試し読み】をお届けしてきた(全3回)。最終回は、ちょっと思い切った発想の「夫婦の円滑剤」をピックアップ。念のため断っておくと、小野さんは婚外恋愛を推奨しているわけではない。こんな夫婦もいるのかと、夫婦の1つの形として読んでほしい。


(以下、本文より)

知らぬ間に、浮気が生じる土台を作ってしまう危険

 浮気が生じる土台を、ふたりの間に作ってしまったという点を考えると、妻の側にもいろいろと思い当たることがあるはずです。

 夫を見下していたかもしれない。

 夫をATMのように扱っていたかもしれない。

 「男として見てほしい」という夫の気持ちに気づいてさえいなかった。

 ただ、そのように接してしまったことにも理由があるはずです。「子育てを手伝ってくれなかったから。私の気持ちをわかってくれなかったから。イヤなことを言われたから」など。そういう場合にどうしたらいいかは、第1章でたくさんお伝えしましたね。

 「自分は被害者、夫が加害者」というように、どちらが正しくてどちらが間違っているかという視点で裁いても、何も解決しません。必要なのは、浮気をした本当の原因を知ることです。

夫婦の円滑剤となる、婚外の彼「ひらくくん」

 「大好きな彼に出会ったおかげで、以前よりも夫婦仲がよくなりました」

 「夫のほかに好きな人ができて、彼に女として扱われているうちに、自信が戻ってきて、夫にもちゃんと向き合えるようになりました」

 常識で考えれば、眉をひそめてしまう内容かもしれませんが、事実こういうメッセージをいただくことがよくあります。この女性たちが愛と情熱を捧げる対象となった「大好きな彼」は、ほんの短い期間だけ、女性と関わり、深く影響を与えて去っていきます。

 去られたことで、女性が傷つくこともありますが、「自分に女の魅力があることを教えてくれた」「自信を取り戻せた」と、感謝していることも多いのです。過去に夫や他の男性たちから受けたトラウマを癒してくれる場合もあります。

 関わる期間は短いけれど、悩める女性たちを癒やし、女として再び「ひらく」ために出現したかのような男性。こういう男性が少なからず存在していることを、セミナーやカウンセリングを通じて知り、私はそんな彼らを「ひらくくん」と呼ぶようになりました。

 ひらくくんが現れたおかげで、夫とまた仲良くなれた。夫の子を妊娠した。女の自信を取り戻して日々の生活が楽しくなった。という方はたくさんいます。

 そのひとり、Mさんは「彼には甘えてもいいんだっていうことを教えられました」と言うのです。

 「それ、旦那さんにもしてみてね」と、私はお伝えしましたよ。Mさんは「えっ、夫に甘えるのですか?」と意外そうでしたが、そう、それをやってみてほしいのです。

 ひらくくんに甘えたように、旦那さんにも甘えられるようになると、ひらくくんの存在はもう必要なくなります。

 Nさんの場合は、ひらくくんが身も心も満足させてくれたおかげで、とても安定したと話してくれました。

 「夫とは相変わらずセックスレスだけれど、優しくできるようになったし、以前は感じられなかった夫の愛情を感じられるようになりました」と。

 Nさんとひらくくんの関係も短いものでしたが、女として自分は魅力がなくなったのではないかと焦る気持ちが消え、自信を取り戻せたことが何より嬉しかったようです。

 「美世さんのブログを読んで、私も思い当たることがあります。過去のあの人は、私にとって、ひらくくんだったんだなぁとわかりました」と教えてくれる方もいます。

 「正式な恋人ではないから、どう呼んでいいかわからない関係」とか、「いい影響も受けたけれど、名前をつけられない関係」を、男性と作ったことのある方は意外とおられます。あんなことをした自分はおかしいんじゃないか、私に魅力がないからちゃんと付き合ってもらえなかったんだと、人に言えずにご自身を責めることもあるようです。

 私が「ひらくくん」という存在のお話をしたことで、その女性たちは過去の自分を責めるのをやめたのです。

 「あの人は、私に〇〇をくれるために現れた人だったんだ」

 「終わったけどそれでよかったんだ」

 と、過去の記憶を昇華していいと思います。

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 読みながら、胸の内にしまいこんでいた「誰にも言えない夫婦の悩み」がだいぶ軽くなってくるだろう。夫に対する生理的嫌悪感、セックスレス、不倫......。悩んでいる人は、ぜひ本書をチェックして。


■小野美世さんプロフィール

 パートナーシップと性のカウンセラー。愛知県生まれ。京都在住。2児の母。結婚前に経験したセックスレス(拒否される側)の悩みを機に、カウンセリングの世界と出会う。2013年、心屋塾認定講師となり、性・セックス・夫婦関係などのカウンセリングやセミナーを行っている。性に関する真摯なブログには、「読むだけで楽になった」「性の悩みへの優しい回答が書いてある」という声が多くの女性たちから届いている。これまでアドバイスしてきた女性約3000人のケースを元に、本書を上梓。


※画像提供:WAVE出版


 
  • 書名 誰にも言えない 夫婦の悩み相談室
  • 監修・編集・著者名小野 美世 著
  • 出版社名WAVE出版
  • 出版年月日2019年11月20日
  • 定価1,650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・240ページ
  • ISBN9784866212418

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