少年マンガが教育に悪いと思われていたのはもはや過去のこと。質の高いマンガに親しんできた世代が親になり、今やマンガは子どもの教育のための重要なアイテムの一つになりつつある。
2022年4月28日、株式会社ARINAは、運営する幼児、小学生の保護者向けの教育メディア「おうち教材の森」にて日本全国の中学生以下の子どもを持つ親を対象に行った「親が子どもにおすすめしたい少年マンガは?」というテーマのアンケート調査の結果を発表した。
今回はその調査結果の中から、質問への回答から得られた、「親が子どもにおすすめしたい少年マンガ」TOP5を紹介する。
5位にランクインしたのは、社会現象となった『鬼滅の刃』。「人生の難しさを教えてくれる」「生き方を学べる」と困難に直面しても諦めずに立ち向かう登場人物たちの姿勢を評価したり、「マンガを通じて炭治郎の心の優しさを学んでほしい」「心を学ぶことに長けた漫画」と、情操教育に向いていると称賛するコメントが寄せられた。「少しぐらい流行りものにも乗って欲しい」という、小学生の親ならではの心情もあるようだ。
『鬼滅の刃』をアマゾンで読む4位は、佐藤健主演の実写映画も記憶に新しい『るろうに剣心』。「自分が立てた誓いを強く守ろうとする剣心の姿が子供の成長に良い影響を与えそうだから」「大切な人を守ることを心で学べそう」と主人公・剣心の生きる姿勢が教育に良いとする声、「歴史の勉強にもなる」「時代の勉強も兼ねることが出来る」と、舞台である明治時代の勉強に役立つとする声が多数挙がった。「私が読んで面白かったから」「自分が映画を見に行くぐらい好きだから」という素直なコメントも寄せられている。
『るろうに剣心』をアマゾンで読む3位に選ばれたのは、『幽☆遊☆白書』。「王道バトルものだから」「キャラクターもかわいいし、現在テレビアニメでも見ているので」「ストーリーがわかりやすく、家族みんなで見ることができる」「友情の話で感動できるから」と、純粋に作品としての面白さを評価するコメントが集まった。「大人になってもう一度読みたいと思うから」と、将来の再読を視野に入れた意見も。
『幽☆遊☆白書』をアマゾンで読む惜しくも2位だったのは、中国での実写ドラマ化が話題の『ヒカルの碁』。「諦めない気持ちが学べる」と人物描写を褒めるコメントもあったが、「読んでいるだけで頭を使いそう。知らず知らずのうちに頭の体操になっている気がする」「残酷描写がないし勉強にもなりそう」「碁の勉強になる」と、実際の囲碁への関心を高めることができる点に注目する人が多かった。
『ヒカルの碁』をアマゾンで読む1位の栄光に輝いたのは、今秋に映画の公開が予定されている『SLAM DUNK』。「挫折や喜びを学べる」「スポーツに打ち込む姿勢が学べる」「バスケを通して、熱い心を学んで欲しい」「チームワーク・団結力が養える内容としてよい」と、現実の部活動に近い教育効果を期待するコメントが集まった。「スポーツ漫画を読んで欲しい」と期待する保護者は多いのかもしれない。
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