仕事中に小腹が空くとついついお菓子などをつまんでしまうもの。たしかに、空腹の状態では頭が十分に働いていない気がしますよね。 しかし、実は空腹の方が頭がよく働くとする意見もあるようです。 『「空腹で歩く」と病気にならない』(SBクリエイティブ/刊)の著者で医学博士の石原結實さんは、本書の中で「頭がよく働く」「ストレスに強くなる」など、空腹の状態でいることの様々な効能を紹介しています。
■「お腹がすくと頭が働かない」はウソ 毎朝朝食を摂らないと頭の働きが鈍くなる、お腹がすくと頭がまわらない、という意見もありますが、空腹の状態では胃腸への血液供給が少なくて済むので、脳や他の臓器への血流が増え、活動が活発化します。 血が行きわたっている以上、空腹でも脳に栄養分は届いているので、あとは脳を動かすスターターとなる糖分をチョコレートや飴で補っておけば問題ないと石原さんはいいます。
■「空腹」は免疫力を最大にする また、石原さんは、空腹が免疫力を高めることも指摘しています。 血液に含まれる白血球は、体内に入ってきた病原菌や体内の老廃物、がん細胞などを見つけ次第退治する性質がありますが、空腹の状態だとその白血球が活発に働くのです。 反対に満腹だと血液中に糖や脂肪、タンパク質などの栄養素が増えるため、白血球はそれらも食べてしまい、肝心の病原菌やがん細胞を食べなくなってしまうと石原さんは言います。
■セックスも空腹の時が吉! 前述の通り、空腹の状態は胃腸への血液供給が少なくて済むため、他の臓器へ血液が回りやすくなります。これを踏まえると、セックスも空腹時に行う方がいいといえます。なぜなら男性器の勃起は血流によるもの。つまり、空腹ならば男性器に回る血流も増えるため、「最近、弱くなってきた」という男性は空腹時にセックスをする方が成功しやすいはずです。
『「空腹で歩く」と病気にならない』には、この他にも空腹がもたらす健康へのいい影響についてつづられています。 一般的には聞きなれない健康法ではあるので、信じるか信じないかは判断が分かれるところではありますが、一日三食摂ると食べすぎている気がする、朝ごはんを食べると体調が悪い、という人は一度試してみるといいかもしれません。(新刊JP編集部)
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